
9日、中京競馬場で行われたCBC賞は、中井裕二騎手騎乗のフロムダスクが優勝。デビュー15年目の中井騎手にとって待望の重賞初制覇となった。
「辛く、しんどい日々も多かった」 15年目でつかんだ悲願

勝利インタビューで中井騎手は、まず「乗せてくださった藤田オーナーをはじめ、厩舎スタッフの皆さんともずっと長い付き合いになりますので、仕上がりを信じて乗りました。その結果だと思います」と関係者への感謝を口にした。 そして15年目での重賞初制覇について問われると、「本当に勝たせていただいた時は喜びでいっぱいなんですけど、それ以外の日々は辛く、しんどい日々も多くて。でもそれでも下を見ずに上だけ向いて努力してきてよかったというのが、今最初に出てくる言葉です」と率直な胸の内を明かした。 ゴール後に飛び出した力強いガッツポーズも印象的だったが、「自然と体が動いてしまいました」と振り返り、長年追い続けた重賞タイトルの重みを感じさせた。
「スムーズに行ったら絶対に勝てる」 信念を持って導いた快勝

レースでは終始リズム良く運び、直線では力強い末脚を発揮してライバルたちをねじ伏せた。 中井騎手は「本当にリズム良く運べましたし、前走の鞍馬ステークスの時も、ああいうアクシデントがありながら最後はとてもいい競馬をしてくれていたので、スムーズに行ったら絶対に勝てると信じて乗りました」と回顧。前走内容を高く評価しており、フロムダスクの能力を信じ抜いた騎乗が結果につながった。
競馬ファンへ感謝 次なるステージへ期待

中井騎手はレース後、「競馬ファンの方々に少しでも楽しくなるレースをお届けしたいと思って、一鞍一鞍集中して騎乗しています」とコメント。さらに暑い中で競馬場へ足を運ぶファンに向けて、水分補給を呼びかけながら感謝の思いも伝えた。 待望の重賞タイトルを手にした中井騎手と、能力を証明したフロムダスク。今回の勝利がさらなる飛躍への第一歩となるのか。悲願達成を経た人馬の次なる挑戦に、大きな期待が集まる。