【NHKマイルカップ】「この馬のベストを見せられた」ハナ差の大接戦を制したロデオドライブとレーン騎手が見据える可能性
05月11日 06:00

5月10日、東京競馬場で行われたNHKマイルカップ(GⅠ)は、最後のゴール前まで勝敗が分からない激戦となった。直前で1番人気に支持されたロデオドライブが、アスクイキゴミとの激しい追い比べを制し、わずかハナ差で3歳マイル王の座をつかみ取った。 ロデオドライブにとって、重賞初制覇がGⅠという価値あるタイトル。初コンビのダミアン・レーン騎手は「happyです」と率直な喜びを口にしながら、「この馬のベストを見せることができた」と確かな手応えをにじませた。

■「ハイペースで良かった」混戦を読み切った名手の判断

大混戦の一戦を制した直後、レーン騎手が振り返ったのは、レース全体の流れだった。 「相手の馬を見て、ペースはどちらかというと速くなるかなと想像していました」。 その読み通り、序盤からハイペースで流れた展開は、結果的にロデオドライブにとって好材料となった。

「外の枠でしたけど、スタートして壁を作ることができて、少し後ろのポジションからハイペースで流れたのは良かったと思います」。厳しい流れの中でも落ち着いて脚をため、最後の直線で力を引き出す形に持ち込んだ。 レース後、レーン騎手は「happyです」と笑顔を見せながら、「この馬のベストパフォーマンスを見せることができた」と安堵の思いを口にした。混戦を読み切った判断が、ハナ差の勝利へとつながっていた。

■「GⅠレベルでずっと戦える」ロデオドライブが示した確かな可能性

まだ若いロデオドライブの今後の可能性について問われると、 「本当にまだ若い馬ですし、使うたびにパフォーマンスが上がっています。今日はGⅠを獲ることもできましたし、これからもGⅠのレベルでずっと戦える能力を持っている馬だと思います」。 と、ダミアン・レーン騎手は確かな手応えを口にした。

大混戦を勝ち切った今回のNHKマイルカップは、完成形ではなく“成長過程”にある姿を示す一戦だった。マイル界の新たなヒーローへ――この勝利は、さらなる飛躍への“通過点”に過ぎないのかもしれない。

この記事をシェアする
facebook
X
LINE

最新の記事