
4月26日、京都競馬場で行われたマイラーズカップ(GⅡ)は、2024年の2歳マイル王・アドマイヤズームが、武豊騎手との新コンビで見事な復活勝利を飾った。高速馬場を味方につけた堂々の走りで、武豊騎手は前日の青葉賞(GⅡ)に続く、2日連続での重賞勝利を達成。自身にとっては32年ぶりとなるマイラーズカップ制覇となった。レース後、武豊騎手は「まずはホッとしています」と安堵の表情を浮かべつつ、「もともとがすごい才能を持った馬」と相棒を評した。その言葉が示す通り、この一勝は“復活”にとどまらず、さらなる可能性を感じさせる一戦となった。
■「非常にレースは乗りやすかった」初騎乗でつかんだ確かな手応え
「まずホッとしています」。 レースを終え、インタビューに応じた武豊騎手が最初に口にしたのは率直な本音だった。実戦では初めてのコンビ。それでも武豊騎手は、レース前からアドマイヤズームに強い手応えを感じていたという。 「調教に乗った時も素晴らしい動きをしていましたし、いいチャンスもらったなと思っていました。結果で応えたい気持ちは強かったですね」。 その言葉通り、レジェンドは初コンビの一戦で、きっちりと結果で示して見せた。

京都開幕週の芝は、レコードも飛び出すほどの高速馬場。武豊騎手は、そうした条件を踏まえ、様々な展開を想定しながらレースに臨んでいた。 「初めての騎乗だったので、いろんなことを想定しながらだったんですけど、スタートも良くて、先手を取ってもいいかなという気持ちでした」。 積極的なレース運びで道中は2番手のポジションに。そして、4コーナーから直線にかけての手応えも抜群だった。 「折り合いもつきましたし、非常にレースは乗りやすかったですね」。 「馬場も絶好の状態だったので、なかなか止まらないんじゃないかなと思いました」。 その感触通り、名手の巧みな手綱さばきが、アドマイヤズームを1年4カ月ぶりの復活勝利へと導いた。
■「また飛躍するんじゃないでしょうか」2歳マイル王のその先へ

改めてアドマイヤズームについて問われると、武豊騎手はその素質に迷いなく言葉を向けた。 「もともとすごい才能を持った馬だと思いますし、今日の勝利をきっかけに、また飛躍するんじゃないでしょうかね」。 見事な復活勝利で、新たな可能性を示したアドマイヤズームと武豊騎手。 初コンビで確かな手応えをつかんだレジェンドとともに、アドマイヤズームは新たなスタートラインへ! 次に見据えるGⅠの大舞台でどんな走りを見せてくれるのか―。自然と期待が高まる。