
3月29日、春のスプリント王決定戦・第56回高松宮記念(GI)が中京競馬場で行われ、C.ルメール騎手騎乗のサトノレーヴが2馬身差をつけて快勝した。手綱を取ったルメール騎手は、これが自身初となる高松宮記念制覇。今年の中央GIにおいて騎乗機会2連勝となった。レース後のインタビューでは、ハイペースにも動じなかった道中の手応えと、スプリンターとして完成の域に達しつつある相棒への評価が語られた。
■「好きなポジションを取れた」速いペースでも崩れない強さ

スプリント戦らしく前半から速いペースで流れたが、ルメール騎手の手綱さばきは冷静だった。「スタートが良かったので、好きなポジションを取れました。速いペースでしたが、ミドルポジションから全然心配していなかったです。コーナーで息が入って自分のリズムで走れました」と振り返る通り、道中でしっかりと脚を溜めることに成功する。

直線に向くとその能力がいかんなく発揮され、「直線に入ってからは自分でハミを取りましたし、手前を替えてからは速さが出ていました」と、2馬身差をつける圧倒的なパフォーマンスを「改めて本当に強かった」と評価した。
■自身初の高松宮記念制覇。トップレベルの肉体を持つ相棒とさらなる高みへ
サトノレーヴが持つスプリンターとしての資質について、ルメール騎手は「トップレベルのスプリンターですね。海外でも良い結果を出して経験を積んでいますし、フィジカルも本当にスプリンターの体です」と太鼓判を押す。今後についても「今年もGIレベルで良い結果を出すことができると思います」と期待を込めた。

また、ルメール騎手自身にとってはこの勝利が待望の高松宮記念初タイトルとなった。「高松宮記念を勝つのは初めてですね。ちょっと時間がかかりましたけど、今日は強い馬で勝つことができました。本当に嬉しいです」と、充実の表情で喜びを口にした。名手とトップレベルの肉体を持つスプリンターのコンビが、今後の短距離路線を大いに牽引していきそうだ。