インタビュー

桜井美咲役 吉瀬美智子

「ここまでどっぷりの刑事役は初めて!」
「女性の顔も併せ持つことを意識して演じます」

第2話で、迫真の取り調べシーンを見せた、強気でクールな敏腕刑事・桜井美咲を演じる吉瀬美智子さん。いよいよ警視庁・長期未解決事件捜査班の班長に任命されました。8年ぶりとなる刑事役への取り組みなどについてお話を聞きました。

現場はいかがですか?

刑事ドラマであることに、はじめはものすごく緊張しました。早く現場に溶け込みたい気持ちもあって、本当にガチガチで、自分でも嫌だなあって思うほど(苦笑)。でも、だんだん慣れて楽しくなってきました。

いちばん緊張するのはどんな場面ですか?

取り調べシーンです。内片監督が間を大事にされる方で、「間で相手の芝居も変わるし、自分が喋るタイミングもやってきますから」とおっしゃる。すごく勉強させてもらっています。取り調べのあの緊張感は、「ウッ」と息が止まるんです。自分のこの言葉で相手がどう出てくるのか…。台本でセリフは分かっていても、一瞬のこの間の緊張感が、本当に心臓に悪くて(笑)。撮り終わるとどっと疲れました。編集されると間は縮められると思いますが、でも、あの感覚は映像にはしっかり残って出ると思います。ちゃんと伝わっていればいいなと思いますね。

調べられる側だけでなく、調べる側にも緊張があるんですね。

犯人を落とさなきゃならないですもんね。相手も嘘をつくだろうけど、こっちも駆け引きをして、心理戦のような感じです。2話の取り調べシーンはすごかったですよ。

美咲のキャラクターづくりとは?

半人前だった頃から、徐々に徐々に成長していった過程の上にある、2018年現在の格好よくてクールでデキる刑事。恋愛については、しないという信条ではなく、そういう顔を出さないだけだと思っています。女を捨てて“刑事だけ”というのではない。(かつて教えを受けた先輩刑事の)大山が失踪してからは、いつも気にして行方を探しています。そういう女性としての顔も併せ持つことを意識しています。大山の捜査ファイルを宝物のように持ち歩いたり、写真立ての中に大山との写真を隠していたりと、可愛らしいところがあるんですよ。人間ぽいなって思います。そういうときは「美咲ちゃん」って呼びたくなる。普段は男性陣を束ねる班長の「美咲」。呼び方が変わるぐらい、ギャップがあります。

美咲にシンパシーを感じる点はありますか?

美咲のようなクールな役が合っているように思われがちですが、私自身はそういうタイプではないんです。ナチュラルにやろうとすると、むしろちょっとなよなよした感じになるから、クールな役ほど一から作らなければならないんですね。連日の撮影であれば集中も続きますが、ある時にポッと2日ほど休みができて朝から子どもと過ごしていたら、次の撮影で監督から「今日の吉瀬さん、ちょっと女の子らしいですね」と気付かれてしまいました。「あ、すみません、出ちゃってます?」と(苦笑)。とくに語尾がしなってしまうことを、いつも注意しています。今回の美咲にそれは必要ないですから。意志の強い女性を意識して、「美咲」になるために頑張っています!

その分、撮影が上手くいったら達成感がありそうです。

監督が上手に導いてくださるんですよ。一つ演技をしたら「これを足したらもっとおもしろくなりますよ」「また一つ足してみましょう」とおっしゃる。そんな風に言われたらこちらもワクワクします。面白くなってほしいから、どんどんやりたくなるんです。取り調べシーンも、そうやって一つずつプラスされて完成しました。そして終わったら「すごく良かった」と褒めて下さるので、頑張れていますね。ここまでどっぷりの刑事役は初めてなんです。刑事ものを数多く経験された先輩方の中、自分がNGを出すのは“ダメだ”とプレッシャーをかけながら、最後まで頑張っていきたいと思います!

ここに無線機があります。いつの時代の、誰と、つながっていると思いますか?

子どもたちが成長した、未来の家族の笑い声が聞こえます。20歳ぐらいかな…。家族みんなの笑い声と話し声が聞こえてくるイメージですね。そこに未来の私もきっといます。「今を大事に生きなさい」とか、「ママとパパをもっと大切にしてね」とか言うかな(笑)。

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