関西桜ストーリー

2019年3月18日(月)

『103年ぶりの新種!クマノザクラを守りたい』和歌山・古座川町

桜に秘められた物語をお伝えする「関西桜ストーリー」
今回は、和歌山で103年ぶりに発見された新種の桜「クマノザクラ」。ひと足早く見ごろを迎えています。

和歌山県古座川町。山並みを淡いピンク色に染めています。

ソメイヨシノよりひと足早く見ごろを迎えた「クマノザクラ」。去年、国内では103年ぶりに見つかった野生の新種の桜です。

【訪れた人は】
「私、桜が大好きで、それでも普通の大きな桜はあんまり好きじゃなくて、たまたまこれはいつも見てた桜なんで、クマノザクラと分かった時には驚きました!」

実は古座川町にはクマノザクラが昔からたくさんあり、地元の人々にとっては親しみのある桜だったのです。

毎年、春の訪れを伝え、農作業の時期を知らせてくれる桜です。

樹木医の矢倉寛之さんは、ボランティアでクマノザクラの研究と保全活動を続けています。地元の子どもたちと標本木の前に手作りの看板を立てました。

【小学生の女の子】
「身近にあったからあんまりわからなかったんだけど、世界に一本(の標本木)だから、その分みんなで大切にしていきたいなと思いました」

クマノザクラの周りの木を伐採して、育ちやすい環境を作り、町の宝にしようとしています。

【樹木医・矢倉寛之さん】
「この桜の一番素晴らしいのは、古座川町の人々とずっと共存してきたところにあると思います。その関係性。その見えない部分が実は一番美しいこの桜の魅力じゃないかなと」

【訪れた人】
「桜を祝うかのように太陽があの隙間からのぞいて、この桜が今日はうんときれいに、笑顔に見えます!」

古座川町に大勢の人が来てクマノザクラを楽しんでほしい――町の人たちの願いです。クマノザクラは3月24日ごろまでが見頃です。

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