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2020年2月25日(火)

目撃ランナーSCOPE「人気上昇中のトランクルーム 利用するワケは?」 

大阪市西成区の住宅地にある、とあるトランクルーム。

中をのぞいてみると・・・台車に乗せた段ボールを運ぶ1組の夫婦が。

【ディレクター】

「今日運んできた物は何ですか?」

【妻】

「引っ越しして、今住んでいる家には入りきらないものをトランクルームに。アルバムとDVDとかCDとか」

【ディレクター】

「(引っ越しの時に)捨てるっていう選択肢はなかったんですか?」

【妻】

「アルバムとか子供が描いた絵とか、そういったものは捨てられない」

大阪市内に住む50代の夫婦。

子供たちが独立したことをきっかけに、一軒家からマンションに引っ越し。

収納場所が手狭になり、思い出の品をトランクルームに預けることにしたそうです。

【夫】

「最初は抵抗感があった。自分の家以外に何かを置くって。このスペースでこの高さやったら

 1部屋分くらい十分あるんで使ってみたら意外と便利」

こちらのトランクルームは365日24時間出入り自由。

入るときにはセキュリティーカードを使い、部屋には鍵がついています。

防犯カメラのほか、エアコンや換気設備などもあり、徹底管理されています。

レンタル収納やトランクルームなどの収納サービス市場はここ数年、右肩上がり。

都市部を中心に人気を集めています。

【収納PIT・吉川伽名子さん】

「自宅の収納スペースが手狭になってきている傾向にあるので、

 トランクルームをご検討いただく方が増えているのかなと思います」

収納PITの場合、0.3畳の部屋で月額3080円から。高さはおよそ2mあるので大抵のものは収納可能です。

午後5時。トランクルームから荷物を運びだしている男性が…。

【ディレクター】

「何を運ばれているんですか?」

【男性】

「2階建ての1階だけをリフォームしたんですよ。で、上に住んでいたんです。単純に荷物を預けていただけ」

家具などの避難場所として4畳ほどの広さのトランクルームを4ヵ月間利用。リフォームが終わり荷物を取りにきました。

【ディレクター】

「これは何ですか?いま運んでいらっしゃるの」

【男性】

「ピザ窯。庭でやってます。いつも」

バーベキューが大好きな家族にとって、このピザ窯は宝物なんだそうです。

ある日曜日の夕方。外国人の男性がやってきました。トランクルームの中を見せてもらうと…

【ディレクター】

「すごい量の段ボール…」

【イタリア人男性】

「全部洋服ですね」

【ディレクター】

「そういった商売をされているってことですか?」

【イタリア人男性】

「違う違う違う。商売じゃない。自分の物です」

【ディレクター】

「なぜここに置いてらっしゃるんですか?」

【イタリア人男性の妻】

「入らないの。多すぎて服が…」

1週間前に引っ越してきたばかりというこちらの夫婦、この日、ある物を探しにきたというのですが…。

【妻】

「あっ、やっと出てきました」

【ディレクター】

「さがしていたやつが…」

【妻】

「オフィスのカバン」

仕事に欠かせない大事なカバンが、無事、見つかりました。

現在は仮住まい。大阪に新居を建てるまで、もう少し、ここを利用する予定です。

一方、大阪市中央区にあるトランクルームをのぞいてみると、

ビジネス街という土地柄、こんな利用者も…。

【男性】

「おととい契約して 昨日 入れ始めたんですけど…。こんな感じですね。

 建設とか内装工事業をやっているんで、あまり普段は使わないけども、

 現場でいるような物を保管しておいて、いざ現場でいるときは、

 ここから持っていって、またここになおす」

そして、女性の利用者も… 

【女性】

「アパレルをやっているので、海外の生地スワッチを置いている感じですね。

 こういう感じの物ですね」

【ディレクター】

「これは、生地のサンプルってことですか?」

【女性】

「はい、ここから色とかを選んで発注してとかですね。で、商品を作ったりする」

仕事に必要なものを倉庫代わりに置いている人が多いようです。

しかし、こちらの男性はちょっと事情がちがうようで・・・

【男性】

「これ(自転車)で自宅から通っているんです」

置いていたのは通勤用の自転車。

【男性】

「外に置くと、盗難にあうでしょ?で、鍵が閉まるところになおしておきたい」

【ディレクター】

「(この自転車は)おいくらぐらいするんですか?」

【男性】

「30〜40万円ぐらいじゃないですかね」

趣味は13年前に始めたサイクリング。仕事が忙しくなり、時間をゆっくり作れなくなったため、

10年ほど前から通勤に自転車を利用しているそうです。

【ディレクター】

「ちなみに、どれぐらいの距離を自転車こぐんですか?」

【男性】

「片道30kmぐらい。1時間30分ぐらいですね」

【ディレクター】

「これは何ですか?」

【男性】

「これは寝癖直しです。ヘルメット被るから 頭がペタッとしちゃうでしょ。

 頭がめちゃくちゃになるんで…それで」

【ディレクター】

「そしたらここで、この(スーツ)スタイルに着替えて出勤される?」

【男性】

「そうです」

【ディレクター】

「そういう使い方してる人って周りにいらっしゃいます?」

【男性】

「ここの中には たぶんいないと思いますけど、前に使っていたトランクルームはいつも顔を会わせていた人がいました」

【ディレクター】

「ここを借りてどれぐらい経つんですか?」

【男性】

「4年ですかね。こっちに来る前の場所でも同じようにしてたんで、トランクルームを渡り歩いてますね」

通勤前後にトランクルームで着替える生活を続けておよそ10年。

1ヵ月4400利用料は、お小遣いから出しているそうです。

 

【男性】

「これ、ちゃんと下にパットが付いているんです。これがクッションです」

【ディレクター】

「お尻が痛くならないように?」

【ディレクター】

「そうそうそうそう」

男性にとって、仕事とプライベートを切り替える、大切な場所。

トランクルームには、様々な人たちの、小さな秘密も眠っています。

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