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2019年6月4日(火)

【知っトク!ニュースなオカネ】「少しの変化で儲かりました」

こんがりと焼きあがった餃子で人気の中華料理店。

【薄田ジュリアキャスター】
「大坂王将では、外観を変えただけで売り上げが上がったそうなんです!」

これまで、赤や黒を中心とした看板でしたが…レトロな黄色に変化しました。

今年、創業50周年を迎え、もともと黄色い看板だったことから、全国で5店舗を改装。そのうちの東京・品川区の西五反田店では、改装前の月と比べて売り上げが3割アップ!他の店舗の改装も検討しているということです。

【大坂王将 西五反田店 藤本久史店長】
「女性のお客様も増えましたし、団体で来られる方も増えました」

この看板の変化について色の専門家、国際カラープロフェッショナル協会の二宮恵理子代表理事に聞いてみると…黄色は客に「親しみや」「大衆的」な印象を与えるとのこと。また、黄色に黒字は、とにかく目立つ組み合わせで、ついつい入りたくなる客の心をくすぐる色遣いなんだそうです。

そんな、たったそれだけ!?と思える変化で儲かったところが他にも…

Q:一体何を変えたんですか?

【ナスタ 弘津祐介 大阪支店長】
「ポストの一部を変えさせていただきました」

ナスタはマンションなどにある郵便受けを作っている会社で、業界で知らない人はいないトップメーカーです!早速、その変化した郵便受けを見せてもらいました。

【ナスタ 弘津祐介 大阪支店長】
「実際のものがこちらになるんですけど、これ外観では何も見分けがつかないと思うんですよね。大きく違うところは、モノを入れる投入口。旧式のタイプは『2.5cm』。新しいものは広げて『3.6cm』。この新しいポスト、これを2015年に販売し始めました。それから売り上げは約130%以上伸びております」

これまで大人の手が入らない広さとして、『2.5cm』は業界の統一ルールでした。それをたった『1cmほど』広げただけで会社の売り上げは2015年度『84億円』から2018年度『114億円』と『30億円』もアップしたんです!

なぜこんなに売れたのか!?実はこのちょっとの変化がとっても大事だったんです。

【ナスタ 弘津祐介 大阪支店長】
「インターネット通販アマゾンさんで1番流通量の多いもので、本、CDなどが入ってくる箱になるんですけど、実はですね箱のサイズが(厚さ)3.5cmありますので、旧式のポストにはまったく入らない」

インターネットの通販が増えたことで社会問題になっているのが再配達。荷物の量は年々増加する一方で再配達の割合は『約2割』。実に5件に1件のペースなんです。そこで、販売サイト・郵便事業者と共に話し合い、厚さ3.5cmの箱が入る郵便受けを作る事にしました。

実際に郵便受けを使っている人は…

【利用者】
「アマゾンとかでUSBのケーブルとかスマホのケース買いますね。すぐ取り出して使えるので便利になってますね」

【利用者】
「昔だったら不在票にわざわざ連絡して再配達してもらってたんですけど、今はここに入れてもらうだけなんで、再配達の手間がいらないなと思いました」

再配達のストレス軽減につながることも人気のヒミツのようです。でも投入口を広げたことで心配なのが…

Q:郵便物が投入口から盗られちゃう?

【ナスタ 弘津祐介 大阪支店長】
「私の手でもすっぽり入ってしまう。そこでわたくし共で考えたのがすだれのような部分。これが盗難防止になっております」

板がもちあがって手は入るのですが…まわりの板に引っ掛かって中の荷物は取り出すことができないという仕組みなんです。

この会社では新しい郵便受けのおかげで…

【ナスタ 弘津祐介 大阪支店長】
「ちょとだけなんですけど、臨時ボーナス頂いております」

いまでは、新築だけでなくリフォームの需要も増えて、郵便受けでは全国で約60%、近畿では約66%とシェアを拡大中なんです!(※ナスタ調べ)

 

続いては、始めから着けずに売ることで注目を集めている商品がありました。

宝塚市に住む主婦の河野さんは、今年発売されたあるものを購入しました。

【河野彩さん】
「麦茶を頼みました」

Q:正規の商品ですよよね?

「そうですね、ラベルなしの商品を買いました」

これはアサヒ飲料が販売しているその名も「ラベルレスボトル」。ラベルがついてないだけで既存のものと中身や値段は一緒です。インターネット通販や生協の宅配などケース売り限定の商品で、成分表示などは、全て箱に記載されているんです。

【アサヒ飲料ラベルレス商品販売戦略担当 安達聡志さん】
「環境への取り組みを商品を中心にやっておりまして、昨年おいしい水というブランドでスタートさせていただきましてAmazonさん限定で『26万ケース』を販売させていただきました。予想を上回る販売数を獲得できたと思っております。一般のスーパーでも箱で売ってくれるお店については、拡大の見込みや十分にあるかなと思っております。」

今年3月からラインナップを増やし、水・お茶・乳酸菌飲料など現在5種類。年内中に『100万ケース』の販売を目指しています!

そんなラベルレスボトルが消費者の心をつかんだ理由は…

【河野彩さん】
「ラベルをとる省けますし、最初からなかったら楽だなと思って飛びつきました」

ごみの分別を求められることが多くなっているため、わずか3秒でラベルは簡単にはがせるようになっていますが、 この3秒をめんどうに感じている人は8割以上に上ります。(※女性2000人を対象にアンケート 出典:アサヒ飲料)

【河野彩さん】
「プラスチックごみが、ペラペラとゴミ箱から飛ばなくなったので、小さなことでもすごい助かってます」

ついつい入りたくなったり、少しの手間を解消したり…たったそれだけ!?と思える変化が大きなオカネを生み出す背景には、消費者の心を巧みにくすぐるイマドキな戦略がありました。 

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