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2019年2月19日(火)

【なるほど!ちまたのケーザイ学】「ふきとり化粧水」

春が待ち遠しいこの季節の悩みと言えば・・・

【50代女性】「乾燥です」
【30代女性】「エアコンが効いた部屋とかで乾燥」


そう、肌の乾燥。ドラッグストアにはスキンケア用品がズラリ!その数、350種類以上!中でもイマ人気なのが・・・

【スギ薬局・井上実加さん】
「ふきとり化粧水がよく売れてまして、乾燥とか、くすみとか、あとは幅広い方がお悩みの毛穴にもアプローチしてくれる」

肌のあらゆるお悩みに応えてくれるという「ふきとり化粧水」!

【ふきとり化粧水利用の20代女性】
「次の日とか、化粧のりとかよかったりとかします」

【ふきとり化粧水利用の20代女性】
「化粧水が入りやすくなったり」

さらに・・・

【50代女性】
「主人の肌にもツヤがほしいですね」

いまドキは女性だけでなく、男性にとっても肌の乾燥は大敵!化粧品メーカーの調べによると、半数近くの女性が「肌の状態」が夫の清潔感を左右すると回答し、夫婦で一緒に外出する割合は、夫に清潔感があると思っている女性の方が、思っていない女性と比べ、4倍も多いことが明らかに!

カサカサ肌は夫婦仲にも影響あり!?

こうした風潮も追い風となり、ふきとり化粧水の市場規模は200億円に迫る勢いとなっています!
ふきとり化粧水とは一体どんなものなんでしょうか?大阪市内の化粧品店をたずねてみると・・・

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「見てください、これが老化角質」

【薄田ジュリアキャスター】
「え〜!?これなんですか?え、角質?」

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「白く濁ってる部分がすべて、老化角質という、いわゆるアカ、と呼ばれるものなんです」

【薄田ジュリアキャスター】
「結構、手洗う方なんですけどね」

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「そうなんです!実は、老化角質っていうのは、洗ったりとかしてもしても取り除けない汚れ」

悩ましい乾燥肌の正体が、この「老化角質」!いわゆる「アカ」です。肌に老化角質がたまっていると、化粧水や乳液の浸透をさまたげ、乾燥してしまうのです。そこで、ふきとり化粧水を使ってみると・・・

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「力は入れずにこんな形で滑らすように拭き取っていただく」

【薄田ジュリアキャスター】
「拭いただけで変わります?」

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「見てみましょう」

【薄田ジュリアキャスター】
「あ〜!!」

【ナリス化粧品・深川千夏さん】
「比べると全然ちがうと思います。お肌の負担をかけずにいらない老化角質だけ取り除くことができる」

【薄田ジュリアキャスター】
「は〜!あんな優しくなでただけで」

ふきとり化粧水が、洗顔では落ちない老化角質を分解して取り除くことで、化粧水や乳液がしっかり浸透して、乾燥を防いでくれるんです。

私もふだん、特に顔の感想が気になっていたんですが…

【薄田ジュリアキャスター】
「あ〜!しっとりはもちろんなんですけど、肌がすごく柔らかくなりましたね」

冬の乾燥肌の強い味方、ふきとり化粧水を日本で初めて開発したメーカーが大阪にあります。

【薄田ジュリアキャスター】
「こんにちは、よろしくお願いします。この目の前にすごいなんか、ずらっと瓶が並んでて、見てるとハーブティのような、漢方のような、薬草が並んでますけど」

【ナリス化粧品 研究部・井上明典課長】
「そうですね、こちらは弊社で使っている化粧品の原料の元になっている素材になります。どう組み合わせるかによって、どういった肌のお客様に対して、こういったものを提案できるというような、いろいろ変えることができます」


あらゆる植物の中から、「ふきとり」に効果的な成分を見つけ出し、その配合を変えるなどして現在は約30種類が製造されています。

そんなふきとり化粧水を、80年以上も前に開発したのが、創業者の村岡満義さん。もともと化粧品の開発者で、皮膚生理を独学で学んだ村岡さんは、白粉などを塗る「足し算」ではなく、肌の余分なものを取り除く「引き算」の美容法に着目。

【ナリス化粧品 広報課・横谷泰美さん】
「要らないものを取り除くことが一番美しい肌に早く近づくと」

【薄田ジュリアキャスター】
「チークも、アイラインも、口紅ももりもりで足し算だとよくないから引き算メイクを覚えましょうって今でこそ言われてますけど、その80年以上前に、そういう『とる』ことが大事なんだって発想に至ったのはすごいですね」

【ナリス化粧品 広報課・横谷泰美さん】
「そうですね、もともと技術者でしたので、技術者の勘というのもあったようです」

当時としては画期的な発想で生み出されたふきとり化粧水は1937年に発売されましたが、まさにその年に日中戦争がはじまり、「化粧品は贅沢品」とされ、商品はあまり売れませんでした。それでも、美容理論の研究から独自に生み出した自信作は、いずれ必ず受け入れられると確信していました。

【薄田ジュリアキャスター】
「創業者はこのふきとり化粧水にどんな思いを込めてたんですかね?」

【ナリス化粧品 広報課・横谷泰美さん】
「女性はきれいになることで、前向きになれたり、自信がもてたり、で、きれいなることで、笑顔にもなれると、で、そういう女性の力っていうのは周りも幸せにすると、で、女性にきれいになってもらいたいという気持ちが強かったようです」

そんな想いが届いたのかのように、戦後、女性の社会進出が徐々に進む中、商品の評判が広がり大ヒット!80年以上も愛され続けるロングセラーとなりました。

さらにこのメーカーでは、去年から、お肌に関する驚きの取り組みも始まっています!

【ナリス化粧品・中川庸平さん】
「肌休暇という有給制度があります」

【薄田ジュリアキャスター】
「肌休暇?」

【ナリス化粧品・中川庸平さん】
「お肌のトラブルというのはやはり、ストレスやモチベーションにつながりますので」

肌の調子が悪いと、なんだかやる気も出ず、作業効率も低下・・・そこで去年四月から始まったのが「肌休暇」です。乾燥肌など、肌の不調やトラブル防止を理由に、年間最大20日間までであれば、男女問わず何日でも休めるという休暇制度なんです。 

【薄田ジュリアキャスター】
「肌休暇をとられて、気持ちの変化とか、やる気の部分で変わったことはあるんですか?」

【ナリス化粧品・中川庸平さん】
「やはり平日に1日休みがあると、これで心と身体をリフレッシュすることによって、次の日の仕事のモチベーション『明日から頑張るぞ!』って気持ちにはなりますね」

【ナリス化粧品・柴田愛惟さん】
「リフレッシュできたので、次の日会社に行く時の気持ちもちがいますし、(会社に)行ったあともすごい頭が朝から働いて、業務に取り組むことができました」

社員のやる気はもちろん、仕事の効率もアップ!有給休暇の取得率が、肌休暇を始める前より1割ほど上がる一方で、会社の売り上げは、今期過去最高を達成する見込みです。

大阪の老舗メーカーが生み出し、年間200億円に迫る市場規模となった「ふきとり化粧水」。今後さらに日本経済に潤いをもたらしそうです。 

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