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2018年4月24日(火)

なるほど!ちまたのケーザイ学「カプセルおもちゃ自販機」巨大市場に成長のワケ

平日から大にぎわい!

子どもから大人まで、夢中になっているのが…

【男性客】

「ようやく出た時のうれしさがあります。やったーみたいな!」

【女性客】

「何が出てくるかわからないところが、すごく面白い」

【男性客】

「小さいころ買えなかったが、今は大人買いできるでしょ!」

 

“ガチャガチャ”などの呼び名で知られる「カプセルトイ」です。

市場規模は今や年間およそ277億円というビッグビジネスに!

単なるおもちゃにとどまらず、今、さまざまな業界から熱い視線が…。

 

【導入した飲食店】

「ガチャできますって書いていますと、お子様がそこにへばりつく」

 

なぜカプセルトイが広がるのか?その秘密に迫ります!

1965年に登場以来、子供に人気を博したのが“ガチャガチャ”などの名前で知られるカプセルトイ。

レバーをひねるとガムやお菓子が出てくるアメリカの機械をヒントに、日本で開発されました。

何が飛びだすかわからない、おもちゃの自動販売機に子どもたちは夢中に。

 

それからおよそ50年たった今、カプセルトイをお寿司屋さんで発見!

 

【子供】

「うれしかった」

【お母さん】

「やっぱり子供が喜ぶし良いと思う。大好きなので、お子様に優しいお店って感じがします」

【おじいちゃん】

「孫と楽しくできるしね、いいことやと思います」

【がんこ天保山店 原田唯至 店長】

「店頭を通られるお客様が、カプセル自動販売機に興味をもってくれるようで、店の成績が前年比110%ぐらいに伸びた一助になっているかなと考えております」

 

また、写真館にもカプセル自動販売機が置かれていました。

 

【フォト・エフィー イオンモール伊丹昆陽店 文屋実紅菜 店長】

「体力的に撮影を続けられないという子供もいらっしゃるんですけど、『最後におもちゃあげるよ』と言ったらがんばってくれる子も多い」

 

なぜカプセルトイが広がっているのか?

その理由を探るため、やってきたのは大阪に本社を置くACTマーケティングという会社。

6年前からカプセルトイ業界に参入し、大成功。そのヒントとなったのが…。

【ACTマーケティング 髙田道浩 社長】

「家族で1ヶ月に1回はファストフードのお店に行っていましたが、子供に何かを買うと景品がついていた。次にファストフードの店行くとなった時に、子どもがどうしてもそのお店の方にしか行かないってグズる。ですからおまけっていうのはこれだけ凄い、効果があると実感した。」

 

“おまけ効果”のすごさを実感した社長、色んな店にカプセル自動販売機を置けば、店の売上アップにつなげられると考えたのです。

この会社は、店に無料で機械を貸し出し、店は会社からカプセルを購入します。

店は、機械を置くことで客が増えれば成功、

会社はカプセルが売れれば売れるほど儲かるという、まさにウインウインの関係です。

【ACTマーケティング 髙田道浩 社長】

「今おかげさまで10倍になって(売り上げ)7億円ぐらいの規模になっております」

 

現在ではカラオケボックスや、調剤薬局など様々な業種に広がり、

導入する店舗は7000以上に!

特に歯科医院ではいやがる子供に「後でガチャガチャできるよ」と声をかけるとすぐに口を開く…という抜群の威力を発揮!

スムーズに治療が進み、業務の時間短縮にも一役買っているのです。

 

客に飽きられないために、3ヶ月に1回は3分の1の商品を入れ替えるというこの会社。

新しいカプセルの中身を考える開発会議をのぞかせてもらいました。

ガッツある営業力でこれまで新しい業種を次々と開拓してきた営業マン岡嶋さんに、社員が商品を提案します。

 

 

【女性社員】

「フェイスパックはよく出回っていますが、足のケアをするフットマスク」

【岡嶋事業部長】

「何かの特典みたいな感じで出てくるとうれしいですね」

【男性社員】

「何かわかりますか?実はこれアルコールが入っているゼリー。居酒屋さんでこんなカプセルが出たら盛り上がるかなと」

【女性社員】

「お母さんと一緒に居酒屋に子供がくることもあるので、一見ゼリーに見えると間違えて食べることも考えられる」

【岡嶋事業部長】

「却下です」

【男性社員】

「女性に今後プッシュしたいので、僕はこれを持って来ました。女性ならではの、実はバッグをかけるためのフックになる。ちょうどカプセルにも入るサイズです」

【岡嶋事業部長】

「値段的にはそこそこしそうな感じですね」

【男性社員】

「当たり的な意味合いで使ってもらえれば」

 

一目みて「欲しい」と思えるものを、安い価格で。

難しい条件をクリアするために、徹底的に議論を重ねます。

岡嶋さんが新たにカプセル自動販売機の設置店を開拓しようと飛び込み営業でやってきた場所は、大阪の難波。

 

【岡嶋事業部長】

「インバウンド(訪日外国人旅行)の需要がいま非常に強くあるので、日本橋、難波周辺エリアを営業しています」

 

実は今、カプセルトイは外国人観光客にも大人気!

【外国人観光客】

「この機械いいね、すごいね!」

 

“日本ならでは”のこの娯楽に目を付けた岡嶋さん、今度は外国人観光客を多く取り込みたいお店に売り込もうと考えています。

 

【店長】

「面白いね。こんなんでほんまに外国人がきてくれるの?」

【岡嶋事業部長】

「弊社のカプセル自販機を導入した7千店舗で検証した結果、110パーセントぐらい需要が伸びるというデータがとれました。導入したらいい結果が出ると思います」

【店長】

「検討します」

 

東京オリンピックや、大阪万博の誘致も行われる中、岡嶋さんは、「外国人」の需要はますます増えると考えています。

 

【岡嶋事業部長】

「あの店に行けば面白い、なにかあるぞと思って来店動機につながる」

【薄田キャスター】

「楽しいっていう思い出が残っているから、また店に行くんですね」

【岡嶋事業部長】

「モノよりもコトの部分で印象付けることができる」

 

子供から大人まで、カプセルトイが持つ“人をひきつける力”に岡嶋さんは大きな可能性を感じています。

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