特集コーナー/バックナンバー

2018年4月26日(木)

新実のハッケン! 京都観光 混雑分散化の秘策

【京都市産業観光局 観光MICE推進室 坪本大地さん(27)】 

坪本「おはようございます」

新実「関西テレビの新実と申します」

坪本「京都市役所観光MICE推進室の坪本と申します」

新実「今日は混雑解消の取り組みって伺ったんですけど、ちょっとピンときてなくてですね・・・」

坪本「今からお伺いするんですけれども、みなさんに喜んでいただけるような楽しい場所を

   見ていただけると思っていただけたら・・・」

新実「わかりました。この辺、観光地ってありましたっけ?」 

坪本「基本的には住宅が多いところなんですけれども、面白いコンテンツがありますので」

 

そういって案内してくれたのは、京都市上京区の妙覺寺というお寺。

 

新実「わ、広い!境内広いです。立派なお寺ですね」

坪本「本日はここに、ご相談に伺おうと思います」

新実「相談?」

妙覺寺は1378年に創建された日蓮宗のお寺。

名だたる戦国武将たちが京都を訪れた際、こちらに宿泊したと言います。

なかでも織田信長は、殊の外お気に入りだったそうです。

 

観光協会の方も合流し相談開始。

その気になる内容とは・・・

 

【京都市観光協会 天鷲和彦さん】 

「冬の時期なんですけど、年明けて1月から3月の時期に、

 朝のおつとめの体験をしていただくようなイベントをできないかなと」

 

新実「『朝のおつとめ体験をお願いします』って、京都市がお願いしてるんですね」

 

新実「お疲れさまでした。今日はどういうお話だったんですか?」

坪本「妙覺寺さんはこれまで期間限定で、春と秋に一部だけ公開されていたんですけれども、

   今回は京都市と京都市観光協会の取り組みと連携していただいて、

   特別に公開いただけないかと思ってご相談に上がりました。

   京都市では特定の場所に観光客の方々が集中する、それが混雑を生む課題として考えているんですけれども、

   上京エリアはまだまだ観光客の方々が多く訪れていない実情がありますので、

   そういった上京エリアで、妙覺寺さんをはじめとして、いろんなところに訪れて頂きたいと思いますので・・・」

京都市が混雑解消の手段として力を入れているのが、観光の分散化!

これまでも拝観謝絶だったお寺や、あまり知られていない隠れ寺に公開を交渉、見事成功に導いています。

すでに来年の企画が進行していて、妙覺寺に協力をお願いしにきたんです

 

新実「勝手なイメージなんですけど、お寺さんって観光に対してネガティブなイメージを

   持っている方とか多いのかなと思っていたんですけど・・・」

 

【妙覺寺 執事長  小島教昌さん】 

「お寺っていうものは元々は、江戸時代には寺子屋って言いまして勉強をしたりですね、

 多くの街に住む方々が、いまでいえばコンビニエンスストアのように足繁く伺っていた時期がありましたが、

 いつの時代からか少し敷居が高くなってですね。やっぱり一歩脱却してですね、原点回帰じゃないですけども・・・」

 

妙覺寺が限定公開になったのは40年以上前。

観光客がお寺を傷つけてしまうというトラブルが原因でした。

時代がうつり、再び観光に力を入れようと考えていたお寺と京都市の思いが一致したんです。

 

新実「ちょっとこう、観光客がたくさん来るお寺さんとかは、羨ましくご覧になってたんですか?」

小島「そうですね。羨ましいなという風に思っております。

   織田信長は、こちらに宿泊していた回数が非常に多かったという風に聞いております。

   本能寺様の方は3回か4回。だからここに宿泊していた時に襲われたら”妙覺寺の変”となって、

   もっと有名になっていたかもしれない。…これ言ったら、本能寺様に怒られるかもしれませんね」

 

新実「お庭が見事ですね〜」

 

見せていただいたのは、春と秋に限定公開されているというお庭。

新緑の美しさが格別でした!

小島「これからもっと暖かくなっていきますと青々としてきますので、非常にいいのかなと・・・。

   ちなみに4月28日から、昼間の拝観やっています」

 

秋の紅葉もまた格別なんです!!

夜になって訪れたのは・・・

 

新実「さて、ここ祇園ですよね」

坪本「はい、そうですね」

新実「祇園ってもう、思いっきり観光地じゃないですか?

   分散っていう意味ではあまり関係ないんちゃうかと・・・」

坪本「我々あの、時間の分散化っていうことにも取り組んでいまして、夜観光にも力を入れたいなと。

   こんなスポットはどうかなというところがありますので、ぜひ紹介さしてもらいたいと思っております」

新実「なるほど、高級料亭ですね?ありがとうございます。ごちそうさまです」

坪本「いやいや、なんでですか?」

 

紹介したい場所とはこちらのビル。

坪本「クリエイティブ雑居ビルというところになっていまして・・・」

新実「雑居ビル?」

坪本「4階と6階でアートイベントだったり、音楽イベントだったり、

   それから有名な料理店の1日限定のポップアップが行われたり、

   毎回独自の企画を行ってらっしゃて・・・」

新実「ちょっと、何言ってるかよくわからないんですけど」

 

去年の秋に誕生したワイ・ギオン。

“祇園から文化を発信”をコンセプトに、斬新な企画を打ち出すことで注目されているスポットです。

現在は現代アーティストの写真を堪能し、屋上のバーでお酒をいただくといったおしゃれなイベントが開催されています。

【KYOTO GRAPHIE 仲西裕介さん】

「京都グラフィーが京都に何ができるかっていうと、

 やっぱり世界中からこのために京都にくる方もいらっしゃいますし、

 京都の新しい側面を見せることで街も活性化するし、京都を訪れた人も楽しめる」

 

集まるのは京都に熱い思いを抱く人ばかり!

予約の取れない京都の名店が、1日出店したこともあるんです。

坪本さんのオススメは、5階にある常設のお店。

 

新実「さて、こちらのお店はなんのお店なんですか・・・というか、マグロ丼があるんですけど?」

坪本「そうですね、説明の前にここはもうマグロ丼を食べていただこうと思いまして・・・」

新実「マグロ丼が美味しい?」

坪本「美味しいです。で、この店はジャジースポートというお店なんですけれども、

   リアルミュージックとスポーツの融合というコンセプトのもとにレコードだったりCD、

   それからアパレルも取り扱っていらっしゃるんですけれども・・・」

新実「Tシャツもかかってますね?」

坪本「そうなんです。で、ここではマグロ丼も食べられます!と」

新実「ついていけないですよ。ちょっと」

坪本「で、ここのマグロなんですけれども、船の上で新鮮なまま冷凍されて

   こちらに運ばれてくるっていうことで、最強の鮮度のマグロ丼を食べていただける」

 

オーナーの特別なコネで最高級のマグロが手に入ることから、このコラボを考え出したそう!

知る人ぞ知る絶品グルメの穴場スポットなんです

新実「うまい!」

坪本「美味しいですね」

新実「うまいですね〜旨味がすごいですね、噛んだら!

   噛めば噛むほどこの肉厚のマグロから味がじわ〜っと出てきて。

   こういうお店とか、まあこのビル自体をですけど、どうやって見つけるんですか?京都市の方は?」

坪本「ワイ・ギオンさんが完成する前からインスタグラムを設立されていたので、その時に注目していました」

新実「インスタ?」

坪本「それ以外にも、飲んだり食べたりっていうことも好きですので、

   自分の足でいろんな場所に行っていろんな人と交流して情報を集めたりだとか・・・」

新実「京都に来られる方はまあ、寺社仏閣であったりだとか、古くからの歴史のあるものを目当てに来られる。

   これはもう日本人、外国人にかかわらずそうだと思っていたんですけど」

坪本「ただやっぱり長く滞在する上で、そういった魅力だけで

   観光客の皆様を全て満足させられるってことはないと思っていますので、

   新しい価値観というものを融合させていただいた、

   こういう施設だったりとか文化というものを楽しんでいただけたらと思っています」

 

古きもの、新しきもの、すべてを受け入れ進化していく、それが京都のあり方なんです。

坪本「美味しいですね〜」

新実「美味しい〜」

坪本「僕たちの世代の人が30年後に京都のファン層になってくださって、京都に何度も足をはこんでくれる。

   そんな京都の観光っていうものにしていけたらいいと思いますね」

新実「他の街からしたら『おい、京都。そんなに頑張ってくれるな』と思われるんじゃないですか?」

記事一覧へ戻る

関西テレビ ページトップへ戻る