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2018年4月12日(木)

新実のハッケン! 地域防災の要 消防団に密着

向かったのは神戸の灘消防署.

時間は夜の8時です。

【新実彰平アナウンサー】 

「ここでやってはんのかな?うわ、めっちゃ声聞こえますね。 

 女性の声も聞こえます。失礼しま〜す。訓練中ですね。こんにちは、いいですか?

 新実と申します。よろしくお願い致します」

 

【神戸市灘消防団 白井幸治団長(70)】

「こちらこそ、団長の白井ともうします」

新実「団長さん。白井さん。どうぞよろしくお願いいたします。

   思いっきり訓練中ですよね?今、心臓マッサージ胸骨圧迫」

白井「胸骨圧迫です。よくご存知ですね?胸骨圧迫」

新実「一応あの防災士、とったんですよ。だから一応コレはやったことはあるんですけど・・・

   これ白井さん、皆さんが消防団の皆さんでよろしんですか?」

白井「消防団です。通常昼間お仕事を持たれて、大概晩にこういう練習をしておるんですけど・・・」

 

職業としての消防署員とは違い、地域の住民で組織されている消防団。

平日の夜や休日を利用して訓練を行っているんです。

 

新実「ちょっとお仕事、聞かしてもらっていいですか?

   中本さん、お仕事は何されてるんですか?」

団員「鉄工所を経営しております」

新実「社長ですか?」

中本「そうです。人数は少ないですけど一応社長です」

新実「そうですか、社長って聞いたらすぐ腰が低くなります」

 

団員「社長が並んでる 社長 社長 社長」

新実「え、みんな社長?」

団員「自動車の販売整備」

新実「の?社長?」

団員「はい社長」

団員「畳とかインテリア内装の仕事を」

 

新実「内装を?やっぱりそうなんですね。なんとなくその、

   時間を自由に使えるのは自営の方というイメージがあるので」

白井「そうですね。一番まあ昼間もでれると、消防団活動できる。

   ですから、自営業の方が消防団になる方が多かったわけですね」

新実「減ってるんですか?」

白井「もう、やはり景気の低迷ですかね。そいうなんで廃業されて

   で、その後なかなか息子さんがおってもなかなか継がないと・・・」

新実「なるほど、わかりました!団長。

   じゃあ、今日きてはる自営の方は、儲かってる自営の方っていう・・・」

団員「滅相もない」

地域に根付いた商売の減少と高齢化。

これは神戸に限らず、全国的に消防団員の数が減り続けている、大きな要因とされているんです。

一方で、注目されているのが女性の消防団員。

こちらは増加傾向にあって、灘消防団でも現在19人の女性団員が活躍しています。

 

新実「なんとおっしゃいますかご主人?」

団員「もう黙々と協力してくれて・・・」

新実「家事も結構やってくださって?」

団員「ご飯も作ってくれる」

新実「奥様が火事の時に活躍するために、ご主人は家で家事を頑張ってはる…」

   これ、実際、実践の場でやられたことある方っていらっしゃるんですか?」

 

団員「3号神戸線っていうのを走っていると、前の車がハザードをたいて止まったんですよ。

   あれと思ったら止まられたんですね。

   で、その止まられたすぐ後ろにバイクのお兄ちゃんが倒れてる状態で、胸骨圧迫をしたんですけど・・・」

新実「高速道路上で・・・」

団員「はい、後から考えたら怖いんですけどね」

新実「怖いですけど、それは体が自然に動いたんですか?」

団員「そうですね」

新実「いやすごいな〜やっぱ普段からやってると!」

 

優秀な女性隊員を多く抱える灘消防団。

消防技術を競う大会では去年、兵庫県代表として全国大会にも出場しているんです。

その訓練に参加させていただきました。

 

【本団分団長 下西直子さん】 

下西「次の女性2人出てきて、すぐ出てきて」

新実「怖っ」

下西「いつもの感じでいいておっしゃってたんで・・・」

新実「めっちゃ怖いじゃないですか。怒られるんちゃう」

人の命を預かる状況を想定した訓練だからこそ厳しいのも当然!

私はというと・・・

 

新実「こうか?胸ね、胸見ないといけない」

下西「お腹です」

新実「お腹ですか」

下西「あのとっても、はい、あのね、久しぶりにされたんですよね?

   もうちょっとなんて言ったらいいか…」

新実「厳しく、厳しくお願いします」

下西「人工呼吸がお上手でございましたよ。しっかり呼吸が入っておりました」

 

制服をお借りして次の訓練にチャレンジ!

消防署の方たちにも協力してもらい公園へ移動しました

新実「お〜全力疾走ですね」

 

その訓練とは放水訓練!

 

白井「新実さんやったら若いからできます」

新実「できないでしょ。コレ」

白井「できます。一回やってください」

新実「あんな転がしてうまいこといくんですかポンプ」

 

重さ5キロ、長さ20メートルのホース3本をいかに早くつなぎ合わせ、

目的の場所に放水するかが訓練のポイントです。

 

新実「では、よろしくお願いします。操作〜始め!

左手で持って、こうね・・・キッツ・・・」

新実「Ok!あ〜キタキタキタ!はい!ほ!よいしょ〜!

   いや〜!消せたよ〜拍手が聞こえる。いつまで出んのコレ?」

 

新実「思った以上に緊張感と、本格的な訓練されてるんですね?」

白井「そうですね。まああの消防署員さんがやられているようなことと、ほとんど同じです」

新実「コレってお金って出てるんですか?」

白井「いや〜まあ、知れたお金ですけどね。本当に知れた・・・

   そやからもう皆さん、自分たちの街は自分たちで守るいう使命を持ってですねやってるから、

   別にあのどうこういうお金の問題やないと思います。僕らは、はい」

新実「そうですか」

 

災害の対応だけでなく、幅広い視点で地域の安全を守るのが消防団の本質。

地域に深く根付き、その街を知り尽くした消防団の存在は、

消防のプロとして働く消防署の人たちにとっても、頼りになるものだと言います。

【神戸市灘消防署 森田晃司署長】

「私たちが火事、消火活動に専念しているときにですね、

 地元の人たちを、早い段階で避難できるところに誘導してくれるというところが一番助かります。

 で、我々は消防団がそうしてくれるからこそですね、消火活動に専念できるというところもあります」

 

新実「団長みたいに地元の方で、地元愛が強い方はもちろん理解できるんですけど、

   外から引っ越して来られる方もいるわけじゃないですか?」

白井「入れば地域でつながりができるのが一番メリットだと思います。

   地域愛もできるし、馴染めると思いますよ」

新実「地域で拠り所がない方は、もしかしたら消防団に入りはったら

   地域で繋がれるきっかけになるかもしれないですね」

白井「そういうことです」

 

実際、団員の皆さん、とっても仲がいいんです

 

団員「この瞬間も楽しいんですよ。みんなと居れることが」

団員「終わってみんなでね。ペチャクチャペチャクチャ」

団員「一緒にいれるだけで楽しいな。久しぶりに会ったら“あ〜”とか

   なんかちょっと会わへんかったら“あ〜久しぶり〜”みたいな」

新実「もう、皆さんだいたいここで知り合った方?」

団員「ほぼほぼそうですね。90パーセント以上は消防団で知り合って・・・はい」

団員「大学の時、小学校1年性の子が今こんなってここで一緒になってる」

新実「こんななってて・・・」

団員「こんななって!こんななって!」

白井「自慢やないねんけど、家一軒くらい建てるだけの団員さんがいる」

   消防団で、そらもうあの畳屋さん、屋根屋さん、もう水道屋さん、電気屋さん・・・」

新実「え、消防団のツテで安く家が建ついうことですか?」

白井「建ちます。まあ内緒笑」

新実「入ろかな!」

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