特集コーナー/バックナンバー

2017年6月27日(火)

なるほど!ちまたのケーザイ学「ニオイ対策最前線」

じめじめと憂鬱な梅雨。

この時期やはり気になるのが…ニオイです!

 

街の人は−

「汗のニオイ満員電車で吊革持ってる時に臭う」

「カビのニオイ洗面台、お風呂場、など水回り」

 

そんな中、この臭気を商機に変えている人たちが!

コニカミノルタインキュベーションリード 甲田大介さん

「ニオイ市場自体、ニオイを対策するマーケットはかなり大きくて」

 

P&G レノア開発担当 高島伸晃さん

「(日本人は)海外の人から見ると、なんでそこまで気にする?というところはある。これからも市場に関しては伸びていくんじゃないかなと思う」

 

今日はニオイビジネスの最前線に迫ります!

 

Q.梅雨のこの時期、一番気になるニオイは…?

街の人「生乾きのニオイ?」

 

生乾きのニオイに、汗のニオイ…。

衣類の消臭・防臭を売りにした洗剤や柔軟剤が増える中、大ヒットしているのが去年4月に発売されたこちらの柔軟剤です。

 

P&G レノア開発担当 高島伸晃さん

「このレノア本格消臭は新しく無臭化技術というものを採用して、香りでごまかさない、本格消臭が出来るという商品になります」

年間1万枚ものタオルを、研究員が様々な手段で洗濯してはニオイを確認したという地道な努力が実を結び、別のニオイをつけてごまかすのではなく、ニオイを消すことを可能にしたのです。

世界中で商品を展開するP&Gですが、その中でも日本は特徴的な市場なんだそうで…

 

P&G レノア開発担当 高島伸晃さん

「海外の人から見ると、なんでそこまで気にする?というところはある。清潔感だったりとか、ニオイに対する基準というのは高い傾向にあると思うので」

だからこそ見つけた商機!!

現在1100億円を超える日本の柔軟剤市場の中で、レノアはニオイにこだわり、後発にも関わらず、売り上げナンバー1に駆け上がりました。

 

P&G レノア開発担当 高島伸晃さん

「ちょっと他の国とは違うというのはある。これからも市場に関してはニーズも高くなっていって伸びていくんじゃないかなと思う」

 

ニオイに敏感な人たちに向け、今月発表された新しい機械がスポーツ用品店で体験できるということで取材に…

 

コニカミノルタインキュベーションリード 甲田大介さん

「こちらが今年、弊社が開発したニオイを見える化する機械です」

世界初だという、体臭の成分を嗅ぎ分け分析することができる機械。その名もクンクンボディ。使い方は簡単!体のニオイが気になる部分に20秒程近づけると…

コニカミノルタインキュベーションリード 甲田大介さん

「ミドル脂臭が10段階の内5、出てるという形。で、結果が総合点で言えば33点という点数で、まだ大丈夫なんですけど、要注意ですよと」

 

例えば中年男性特有の不快な脂っぽいニオイ、“ミドル脂臭”などニオイの種類と強さが表示されます。なんと対策の方法まで教えてくれるんです。

 

コニカミノルタインキュベーションリード 甲田大介さん

「ニオイが気になるがゆえにいろいろ対策はするんですけど、その対策もちゃんと効果が機能してるのかっていうところも分からなくて、気になってるというが6割くらいいるので、ニオイを見える化することで、自分の新しいもうひとつのエチケットということで活用してくれたら嬉しい」

 

一方、パナソニックのグループ会社では…

 

パナソニックエコソリューションズ化研 塚本政介専務

「この液体はニオイをオフする商品です。特にあの匂いに対応する商品です」

ニオフと名付けられたこちらの商品。これまで家電や住宅関連事業のなかで消臭を研究してきたパナソニックが、医療や介護の現場にむけて開発した、気になるトイレのニオイを瞬間的に消すことができる強力消臭剤です。

 

パナソニックエコソリューションズ化研 塚本政介専務

「例えば病院だとカーテン1枚でお食事をされているその時に、どうしてももよおしてしまって、ポータプルトイレで用を足すという時にやはりすぐにニオイを消したい」

さらにこんな心遣いも!

 

パナソニックエコソリューションズ化研 塚本政介専務

「医療介護の現場では、見た目がいかにも消臭剤じゃない、枕元に置いても気にならないデザインになっています」

 

消費者と向き合ってきた家電メーカーならではの視点を活かした介護向けの消臭剤が、新たな市場を開拓する起爆剤になるといいます。

 

パナソニックエコソリューションズ化研 塚本政介専務

「例えばベッド数から割り出して、推定でも100億とかそういったレベルの市場感は潜在市場も含めてありますし、もっともっと大きくなる可能性がある。パナソニックとしては設備系も含め、色んな広がりがあると考えている」

 

さらに、アノにおいをビジネスチャンスととらえる会社も!

花柄をあしらったこちらの可愛らしいゴミ収集車には驚くべき新機能が…

新明和工業 設計部 清上武伸さん

「ゴミの投入口の上部に3か所ノズルが付いていまして、このノズルから特殊な液体を噴霧させます。そうすると生ごみのニオイが一瞬にしてフルーティーな香りに変わります」

 

なんと、この霧で生ゴミのいや〜なニオイをフルーティな香りに変えてしまうというんです!その名も「デオマジック」。

驚くべきパワーをスタッフが体験…

スタッフ

「ニオイです」

 

くさ〜い生ごみにデオマジックをかけてみると…

 

スタッフ

「臭さがマシになりました…、全然嗅げます!」

もともとは3年前に畜産の現場に向けて開発されたこちらの商品。今年、ゴミ収集車用に改良し当初の10倍、3億円の売り上げを見込んでいます。

 

新明和工業 設計部 清上武伸さん

「ごみを収集される作業者の方、業者の方々の長年の悩みとして、生ごみのニオイ、これがどうしても消臭できないと。半ば作業者の方々も業者の方々もゴミのニオイに対しては諦めていらっしゃるという雰囲気がございました。生ごみのニオイというのは非常に強烈でして消臭というのが非常に難しいニオイというのが分かりまして、ニオイを消すのではなく、ニオイを変えるという風に開発の矛先を変えております」

 

ニオイに敏感な日本人の嗜好に合わせ、独自の発想で進化を遂げるニオイビジネス!

その波はまだまだ盛り上がりを見せそうです。

記事一覧へ戻る

関西テレビ ページトップへ戻る