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2017年6月13日(火)

密着 相撲ガール 全国一番になりたい!

相撲に青春をかける女子高校生”相撲ガール”に密着しました。


京都両洋高校・女子相撲部。

 

 

日本で唯一の女子相撲部です。

現在、部員は6名。

校内に土俵がないため、練習は立命館大学で行っています。

女子相撲の競技人口は全国でおよそ500人。

このうち高校生は100人程度だということです。

岡山県から、相撲留学でこの高校にやってきた生徒がいます。

2年生の田中沙季さん(17)。

 

 

【田中沙季さん】

「岡山には女子の練習相手が全然いなくて、試合で戦うのは女子やし、
女子と練習できる環境が両洋にはあったから」

 

田中さんは、岡山の相撲クラブで父親が監督をしていた影響で、小学3年生の時に相撲を始めました。

京都に来て、初めて同性で同年代の仲間が出来ました。

同じ50キロ未満の超軽量級で戦うライバルでもある、京極姫乃さん(16)です。

 

 

【女子相撲部・高橋優毅監督】

「転ぶに決まってるやんか。分れやそれくらい、足を出せ足」

「ガンガンガンガン行くのも大事かもしれないけど、自分の体勢をどこにもっていくのか、頑張って相撲を取らないと」

 

田中さんは、岡山の実家を離れて寮で暮らしています。

 

 

Q今日の弁当は

【田中沙季さん】

「弁当というか、減量中なのでおにぎりと味噌汁みたいな、朝もお弁当を作るよりおにぎりの方が楽かなと思って」

 

毎日一緒にお昼ご飯を食べるのは、ライバルの京極さんです。

 

【京極姫乃さん】

「(田中さんは)去年めっちゃホームシックで、めっちゃ泣いてましたよ」

【田中沙季さん】

「去年の今頃病んで帰ってます、あれから一年経ちましたね」

 

二人三脚で歩んできた父親の元を離れたのは、ある出来事がきっかけでした。

 

【田中沙季さん】

「中学校の時に(全国大会で)ベスト4までいって負けたのがかなり悔しかった。
自分の中では結構な努力をして、毎日筋トレとかしたけど駄目だった」

 

全国で1番になる。

そのために京都に来たのです。

全国大会4日前。

この日の練習でも、田中さんの調子は上がりません。

 

 

【高橋監督】

「ただ単に四股踏んで、ただ単にすり足して、ただ単に当たって。
それでは自分の相撲が取れない。
試合もそんなもんじゃ勝てへん。自分の良い所はどこなのか、しっかり考えて」

 

 

この日、何度取り組みをしても京極さんには、勝てませんでした。

 

全国大会前日、女子相撲部の姿が会場にありました。

全員しっかりと計量をパスしました。

 

田中さんはこの日、会場から近いこともあり、久しぶりに岡山の自宅に帰りました。

 

【田中さん】

「ただいま」

 

今夜のメニューは、試合前日の田中家の定番、チキンカツです。

 

 

【父・裕之さん】

「最近、沙季がいないのに慣れてきた。来週田植えだから帰って来い」

 

全国大会当日、家族も応援に駆けつけました。

独特の緊張感が会場を包みます。

娘の緊張をほぐそうと、父親も寄り添います。

 

この日、田中さん。

去年は敗退した初戦を突破。

 

 

その後も田中さんは勝ち進みますが、ここで思わぬ事態が。

競い合ってきた、京極さんが三回戦で敗退してしまったのです。

 

 

敗れた友の思いを背に土俵に上がります。

準決勝では、周囲を驚かせる粘り腰。

あと1つ勝てば優勝です。

 

 

―超軽量級 決勝―

序盤は相手に押し込まれ、土俵際に追い込まれた田中さん。

しかし、そこから見事に体を入れ替え、相手を投げ飛ばしました。

ついに全国大会で優勝を果たしたのです。 

 

【田中沙季さん】

「1年生のときはほとんど一回戦か二回戦で負けて、すごい悔しくて試合のたびに泣いてたけど、
やっとうれし涙を流すことが出来た」

 

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