特集コーナー/バックナンバー

2017年5月26日(金)

走れ!ギモン調査部 プレミアムフライデーは浸透する?

2月24日金曜日。経済産業省などが主導として始まった「プレミアムフライデー」

毎月、月末の金曜日は仕事を早く終わらせて午後3時に退社しようという取り組みです。

「個人消費の拡大」と「働き方改革」を勢いづけるものとして始まりました。

導入から3ヵ月、プレミアムフライデーはどうなったのでしょうか?

働く人に聞いてみると…? 

 

【福祉関係】

「実感はないですけどね。全然ないですね。」

【メンテナンス関係】

「やっているところあるのかなという感じです」

【建築業】

「『そんなんあるわけないやん』とハナからないみたいに言われた」

 

Q早帰りできなかった理由は?

【メンテナンス関係】

「土日休むために金曜日は仕事をしないと終わらない」

【製造業】

「結局休んだ分、どこかで仕事のツケが回ってくるから」

【マンション管理会社】 

「お客様のご都合にあわせての業務なのでなかなか難しい。サービス業ですから」

【信販会社】 

「あれば素晴らしいですよね。もっと世論が動かないと導入にはならないですね」

 

プレミアムフライデーの事務局が行ったアンケート調査によると、
実際に午後3時までに帰れた人は全体のわずか1.7%でした。 

 

会社が導入しているというこちらの男性。顔を隠す約束で本音を聞き出すと… 

「忙しいし、前もって計画する事は面倒。
『きょう気分が向いて帰る』のだったらいいが、事前に言っておかなければならないのが面倒」

 

Q会社では導入されているんですか?

「いや、あの…一応…」

「一応表向きはありますけど、実際はできないと思います。
できる部署は100人に1人か2人ぐらい。
半休とってもいいけど、よく周りを見てと。普通の人は休みにくいと思います」

 

この状況を、旗振り役の経済産業省はどうみているのでしょうか?

 

【経済産業省 近畿経済産業局 武田美奈子課長】 

Q盛り上がっていますか?

「これから盛り上がります。みなさん楽しいとこ好きでしょ。
ハロウィンも定着しましたよね、バレンタインデーだってそうですよね」

 

経済産業省では、2月から報道や企業のホームページを調べ、実施企業数を集計しています。

大企業だけでも1万社以上ある中で、今月ようやく410社となりました。

【経済産業省 近畿経済産業局 武田美奈子課長】 

Q410社だと、日本中たくさん会社があるので少ないのかなと思いますけどね?

「それは公表されていない会社、会社の中でやっているものも実は多いんだと思います」

 

プレミアムフライデー。実は、早々に出鼻をくじかれていました。

3月は忙しい年度末、4月は大型連休前でした。

 

【堀田篤アナウンサー】

「きょう、5月のプレミアムフライデーは勢いを取り戻すことができるのでしょうか?」

「午後3時をすぎました。大阪市内のある大企業の前にいます。
この会社はPFを導入しているということなのですが、
きょう本当にみなさん、帰れているのでしょうか?数えてみます!」

「3時間から20分間でてきた人を数えたら22人でした」 

 

普通の金曜日と差はあるのでしょうか?

こちらは普通の金曜日、午後3時過ぎの阪神百貨店の様子。

女性客でにぎわっています。サラリーマンの姿はほとんど見当たりません。 

 

【堀田篤アナウンサー】

「プレミアムフライデー、こっちにもプレミアムフライデー、盛り上がってますね」


Q阪神百貨店ではどんなことをされている?

【阪神梅田本店 広報 山口未央さん】

「食品売り場では、およそ90種類のプレミアムフライデー用の商品をご用意しております」  

 

【堀田篤アナウンサー】

「午後3時半すぎです。きょうも女性のお客さんが多いようですね。
その中にスーツを来た、会社帰りかなというサラリーマンの姿もちらほら見受けられます」

 

Qもしかしてプレミアムフライデー?

【男性客】

「じゃなくて、普通に健康診断で、健康診断で早帰りです」

 

ある出入り口で入店する人の数を数えたところ、普通の金曜日の方が多かったです。

 

経済の動向を分析する「りそな総合研究所」の荒木秀之さんにうかがいました。

【りそな総合研究所 荒木秀之さん】

「このままフェードアウトしてしまうのが一番よくありませんので、
客足が頻繁にあるような、スーパー・コンビニふくめて、
プレミアムフライデーにしっかりとPRをしていただいて機運を高めていただく」

 

 

プレミアムフライデーが定着すれば旅行など、普段にプラスアルファする消費の拡大につながるといいます。

 

Qどれくらいのスパンがかかる?

【りそな総合研究所 荒木秀之さん】
「2〜3年はかかると思う。ある程度の会社が月末の金曜半日休むとか、
終日休むことが定着して、旅行を楽しむとか消費者の意識が変わるまでは2〜3年かかるのは仕方ないと思う」

 

Q荒木さん、プレミアムフライデーは?

「私は仕事ですね」

 

街ではこんな声もありました。

 

【会社員】

「私は従業員で、社長なんです、是非導入するようにお話しいただけませんか?
普段のビジネス活動に悪影響が出ない感じになれば、無条件に多分導入頂けると思います」

【社長】

「はい」

 

記事一覧へ戻る

関西テレビ ページトップへ戻る