プロフィギュアスケーターの織田信成が4日、初のレギュラー番組となる関西テレビの『よ～いドン！』（月～金 午前9：50～放送中）に生出演した。
番組冒頭では「皆さんに朝から笑顔を届けられるようがんばります」とやや緊張気味の面持ちであいさつした。
織田は水曜レギュラーメンバーとして毎週お茶の間に登場するとともに、番組開始当初から続く人気コーナー「となりの人間国宝さん」でも水曜日を担当し、関西の町をぶらり歩く。

毎回とある駅から出発して、その周辺をのんびり散策し、たくさんの人との出会いの中で特に印象に残った人を「となりの人間国宝さん」に認定するこのコーナー。 初めての「国宝さん」ロケでは大阪・心斎橋駅周辺を歩いた。
最初は「緊張しすぎて人に声がかけられない…」と弱気だったが、持ち前の明るさで街ゆく人と交流し、訪れた先では肝心の人間国宝さん認定証を渡すのを忘れるなど、初々しい様子にスタジオは笑いに包まれた。

放送終了後に行われた会見で、織田は「収録が終わってほっとしています」と語り、「正直ロケしている間はこれでいいのかな？とすごく不安だったんですけど、実際VTRを見て編集される方の技術の素晴らしさを実感しました」と一言。
月～金曜のレギュラーパーソナリティーを務める円 広志も「となりの人間国宝さんのVTRも『人間国宝さんってこんなに面白かったの？』というぐらい新鮮でした」と絶賛した。
しかし、円は今回の行き先が心斎橋と人通りの多いところだったことを指摘し、「田舎の方に行くと本当に人がいないときがあります。そんなときに落ちてるゴミだけで30分持たせるぐらいの技量がないと（笑）。これからいろんなハプニングがあると思うけど、それを一つ一つ乗り越えて楽しんでいったらいいと思いますよ」とアドバイスした。

また、記者から織田のキャラクターとして"泣き芸"について問われると「"泣き芸"とまで言われると、タイミングよく泣いているみたいに思われますが、感動したものや自分の心に触れたものに対して泣いてしまうので…」と答えた。
円にすかさず「そうなん？俺はネタやと思ってた」と突っ込まれたが「よく泣くのは泣くんですけど、決して芸ではないので。『ここで泣かないの？』と視聴者の方が思うところもあるかもしれませんが、それは『心に触れてなかったんだな』と思っていただいたら」と説明した。
織田は「『人間国宝さん』というとても大切なコーナーをやらせていただいて、円さんにおっしゃっていただいたように、自分らしく、街のみなさんの良さや『人間国宝さん』の良さを関西のみなさんにお届けできたらいいなと思っていますので、そういうところを見ていただけたらなと思います。」と視聴者へメッセージを送った。