≪ テレビ報道番組部門優秀賞 ≫ 「 ザ・ドキュメント 『みんなの学校』 」
放送日時
2013年5月5日(日)深夜0時25分~1時20分
番組概要
7年前に開校した児童数220人ほどの大阪市立南住吉大空小学校は、“不登校ゼロ”の小学校です。子育てに問題を抱える親、子どもに向き合う以外の仕事が増える教師、発達障害がある子どもたちの増加など、教育の世界が抱える悩みや問題は今、多岐にわたって増え続けています。 そのしわよせが子どもに向かうことで、学校に通えなくなる子が出るのが一番の問題だと考える木村泰子校長は、“学校を、安心してのびのびと子どもたちが過ごせる場所にしたい”と願い、大空小学校を教職員や地域の人たちと一緒に作り上げてきました。 「それぞれが違っていい」 という言葉が心にしみる、みんながつくる「みんなの学校」・大空小学校の1年間に密着し、あるべき公教育の姿や、子どもたちのために大人がすべきことなど、今の教育を見つめました。
ナレーション
山口智充
スタッフ
【ディレクター】真鍋俊永(関西テレビ)
【プロデューサー】加藤康治(関西テレビ)
【撮影】大窪秋弘(関西テレビ) 【撮影助手】堀貴人
【編集】北山晃【MA】中嶋泰成 【効果】萩原隆之 【題字】谷篤史
受賞理由
「みんなが作るみんなの学校」として、健常児も発達障害を抱える子も、皆が同じ教室で学び合う大阪市立南住吉大空小学校。
「すべての子どもに居場所がある学校を作りたい」という木村校長のもと、教職員や地域の人々もが一丸となって教育に取り組んでいる。毎日のように子ども達が起こす様々な問題と、それに全力でぶつかり、時には悩む教員たちの姿は、学校教育への希望を感じさせる。モザイクを一切使わずに被写体の自然な姿を捉えているところからは、取材陣との確かな信頼関係が見て取れる。