関西テレビからのお知らせ

8/1(木)

関西テレビ放送開局55周年記念ドラマ
『神様のベレー帽 〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜
2013年 秋 放送予定(関西テレビ・フジテレビ系全国ネット)

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関西テレビ放送開局55周年記念ドラマ『神様のベレー帽 〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜』オフィシャルサイト

手塚治虫

天才である前に、“努力のひと”だった『マンガの神様』手塚治虫をSMAP・草g剛が演じる!
昭和の時代を共に生き抜いた伝説の編集長役に佐藤浩市!
豪華共演で贈るスペシャルドラマ。

物語は、昭和48年、ヒットから遠ざかり、アニメ事業も失敗、果てには会社も倒産させ、人気低迷の状態であった手塚治虫の元に、ひょんなきっかけで現代から入社一年目の新米編集者・小田町咲良がタイムスリップしてくるところから始まる。

いくつもの不採用を経た末に漫画雑誌の編集部に何とか拾われたものの、実は漫画になんてこれっぽっちも興味がない咲良。しかし突如現れた“謎の男”のはからいで、当時の編集部で働き始めることに。手塚番の編集者らと共に過ごす中で目にしたのは、会社を倒産させ、借金まみれでボロボロの手塚、つまりは『マンガの神様』のあまりに意外で、情けない姿だった…!?

しかし、そんな状況の中でも、手塚の作品への飽くなき探求心とこだわり。睡眠時間を削ってまで、働き続ける仕事への執念は凄まじい。そして手塚の『熱』に振り回されながらも、いつしか巻き込まれ、引きこまれ、共に走り抜く周囲の人々や、手塚を信じて最後まで原稿を待ち続ける編集者・壁村の姿。
――“モノづくりの面白さ”がココにある。

完全復活のターニングポイントとなった『ブラック・ジャック』の誕生と制作の舞台裏。
そして一度は失敗したアニメへの挑戦――、“手塚治虫の生きざま”を通して、見えるものとは…!?

主演は、関西テレビとは『いいひと。』、僕シリーズ3部作『僕の生きる道』、『僕と彼女と彼女の生きる道』、『僕の歩く道』、そして『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』とでタッグを組んできたSMAP・草g剛
果たして、いったいどのように手塚治虫を演じるのか、注目が高まる。

共演は、少年チャンピオンで『ブラック・ジャック』の連載を決めた、伝説の鬼編集長・壁村役を演じる佐藤浩市
草gとは、テレビドラマとして初共演となる。放送は今秋を予定。

スタッフ

【原作】
『ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜』
(原作:宮ア克 漫画:吉本浩二 /秋田書店刊)
【原拠】
手塚治虫
【スーパーバイザー】
手塚眞
【脚本】
古家和尚
(「幽かな彼女」「37歳で医者になった僕」「任侠ヘルパー」「PRICELESS」他)
【音楽】
白石めぐみ
【演出】
三宅喜重
(映画「阪急電車」、連続ドラマ「結婚できない男」「トライアングル」「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」シリーズ他)
【企画】
豊福陽子
【プロデュース】
安藤和久
【制作】
関西テレビ

登場人物

手塚治虫(てづかおさむ) … 草g 剛

物語の主人公。漫画家として絶大な人気を誇る超売れっ子だったが昭和48年当時は、アニメ事業の失敗や、時代と作風の乖離から「手塚ももう駄目だ」と囁かれるまでに人気が低迷していた。しかし短期連載作品『ブラック・ジャック』の成功により、再び脚光を浴びる。穏やかな人間性とは裏腹に作品に対して妥協のないこだわりを持ち、効率を度外視したその作品の取り組み方で締め切りを大きくオーバーしてしまうことも度々。アシスタントや編集者泣かせではあるが、その圧倒的な情熱は、周囲の人間たちを知らず知らずのうちに巻き込んでしまっている。
類まれなる才能の持ち主ではあるが、それ以上に努力の人であり、またどれだけ人気があろうとも「自分の作品がいつか誰にも見向きもされなくなるのではないか」という恐怖と常に闘っている。またデッサン力に対してコンプレックスを抱いており、ストーリー漫画家としての成功と共に、アニメーターとしての成功も貪欲に求めている。
「マンガの神様」と呼ばれることに対し、外部の人間にはサービス精神からそのイメージを崩さぬよう常にベレー帽を被り、優しい天才漫画家の顔を見せているが、自分自身でも「演じていること」を自覚しており、「経済的な要請がなければ、ヒューマニズムなんて必要ない」と言い切るシニカルな一面も持つ。

壁村耐三(かべむらたいぞう) … 佐藤浩市

『週刊少年チャンピオン』二代目編集長。通称“カベさん”。『チャンピオン』の黄金時代を築いた編集者であり、締め切りのためなら鬼より怖い豪快な編集者としても名を馳せる。職場でウィスキーを生のまま煽り、遅い原稿を待つ時は会社近くのバー。手塚を敬愛し、『ブラック・ジャック』連載の依頼により、彼の復活のきっかけを作る。

草g剛さん コメント

Q. 今回、手塚治虫さん役を演じるこのドラマの話を初めて聞かれた時の率直な感想を教えてください。
最初に聞いたときはびっくりしました!手塚さんは僕自身も小さいころから知っていますし、誰もが知っている、まさに神様のような方なので、自分が演じるとなった今回、とても緊張しています。今までも実在されている方を演じることはありましたが、今回はちょっと特別です。
ただ、自分にとっても大きな挑戦となるので、大きなプレッシャーはあるのですが、思い切り楽しんでいきたいと思っています。
Q. 手塚治虫さんを演じるに当たり、草gさんが考えられている役作りなどございましたら教えてください。また実際にこの手塚治虫さんの衣装を着られた感想を教えてください。
自分が今までやってきた経験や自分が知っている、ありとあらゆるアイディアがお話をいただいた時点から浮かんできて、自然にそれが交錯していっている感じです。
最初は似るのかな?と鏡を見て心配していたのですが、ベレー帽とメガネをかけたら、これは意外に“いける”としっくりきました。
ある程度のフォルムを似せることも大事かと思いますが、原稿を渡す時の笑顔、仕事に対して情熱を燃やしている姿など、なにより手塚さんの内面を表現することが一番大事だと実感しました。
Q. 以前に読んだ事がある手塚さんの漫画や、印象の強い手塚さんの作品はありますか?
もともと漫画全般は好きですが、『ブラック・ジャック』は、漫画の中で一番好きといっても過言ではないです。7、8年くらい前に、全巻を頂いて、面白くて一気に読みました。そのほか、『火の鳥』や『どろろ』、アトムのフィギュアも自分で買って持っているくらい本当に好きです。
Q. 絵を描くシーンもあるかと思いますが、いかがでしょうか?
絵は…まずいですね(笑)。番組の企画でよく描くことはあって一応画伯と呼ばれて、ある意味ですごいからだとは思うのですが…。手塚剛になれるよう頑張ります。
Q. 映画では1回(「あなたへ」)、テレビドラマとして初めて共演となる佐藤浩市さんですが、どのような印象をお持ちでしょうか?また、楽しみにされていること、期待されていることなどございましたら教えてください。
映画「あなたへ」で共演させて頂いた時も並々ならぬ空気感がありました。今回も緊張はしていますが、胸を借りる気持ちで、自分の持っている力を出したいです。とても楽しみにしています。
Q. 最後に番組への意気込みや見どころなど、視聴者へのメッセージをお願いします。
ドライになりがちな昨今だとは思いますが、一生懸命頑張ることの素晴らしさ、強さは人間が生きる上で、一番大事なことだと思っています。今回、僕自身も手塚さんのような偉大な方を演じる事はとても大きな挑戦だと思うのですが、手塚さんのフィルターを通して、見ている方に“人が頑張る姿って素敵だな”と思って頂けると嬉しいです。

関西テレビ 安藤和久プロデューサー コメント

関西テレビ55周年記念ドラマを制作するにあたり、自分の幼いころ「鉄腕アトム」に心躍り、後に「マンガの神様」と評された関西に非常にゆかりのある手塚治虫さんをドラマで描くことが何よりも一番でした。

その手塚治虫さん役に、プロデューサーも監督も真っ先に思い浮かんだのは、草g剛さんでした。草gさんしか出せない草gさんならではの味わいのある演技で、是非、「草g剛の手塚治虫」を見たい、作りたいと熱く思いました。
また、手塚治虫さんと少年マンガの黄金期を築き、昭和の時代を共に熱く生き抜いた男、「少年チャンピオン」伝説の編集長役には、この方しかいないと思い、佐藤浩市さんにお願いしました。
手塚治虫さんは決して、単なる天才ではなく、何よりもマンガが大好きで、アニメが大好きで、苦労を苦労ともいとわず誰よりも頑張った、凄まじい努力の人でした。
頑張ること、熱くなることをどこかカッコ悪いと思いがちな現代人に、彼らの生き様を通して、一生懸命努力することの大切さと面白さを感じてもらえればとの想いで制作していきます。
“草g剛の手塚治虫”と“佐藤浩市の伝説の編集長”の熱き生き様と友情を是非、ご覧ください。

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