伊藤淳史コメント

前作（2011年7月期 『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』）から2年ほどたっていますが、今回も変わらない田口先生をお届けできるよう、いろいろと考えながら挑戦しています。今回の作品は終末期医療という重いテーマです。正しい答えが一つではなかったりもします。そういった中で、田口・白鳥のおもしろいやり取りもしっかり描いていけたらと思っています。田口＆白鳥シリーズの集大成といえる医療ミステリーです。最高のものが出来るよう、この夏は全力で頑張ります。放送を楽しみにしていてください。柳葉さんとの共演について 何度も共演させていただいていますが、毎回胸をお借りして楽しんでやらせていただいています。またお食事ご一緒させていただければ嬉しいです（笑）。

仲村トオルコメント

最初の連続ドラマ『チーム・バチスタの栄光』から6年くらいの時間がたっていますから、白鳥も僕自身も、いろいろな意味でさらに成長していなければ、と思っています。医療現場でのやり取りや判断は、何をもって事件とするのか、何をもって犯罪とするのかというところがかなり難しいですが、この作品はそのあたりも興味をもってご覧いただけると思います。スタッフ、キャスト、本当に暑い中、頑張って撮影しています。放送されるのは冬ですが、テレビドラマ（の内容）が熱くて、部屋の温度が少し上がってる！ くらいの効果が出るような作品にしたいと思っています。よろしくお願いします。
柳葉さんとの共演について それまで、映画もドラマもフィルムで撮影する作品しか経験がほとんどなくて、1994年の『29歳のクリスマス』の時は、ビデオカメラで撮る作品は2度目、という状態でした。当時、どう動けばいいのかもわからなくてガチガチでしたが、柳葉さんは自然に自由に動いていて、うらやましいなと思っていました。
2004年の『黒革の手帖』の時も、そして今回の作品もそうですけど、柳葉さんはどっちに行こうかな、と思っているような時に出会う先輩というか『人生の大事な交差点で出会う先輩』というか……、そんな縁を感じます。

柳葉敏郎コメント

気温も暑いですけど気持ちもみんな熱い、そういう現場を経験させていただいています。シリーズを築き上げてきたスタッフ・キャストの皆さんの気持ちは僕なりにわかるような気がしますので、そこはしっかりと大事にしながら、このチームに一石を投じる存在になれればと思います。
スタッフ、キャストの皆さんには足手まといにならないように、役柄的には田口・白鳥の足手まといにしっかりなれるように頑張ります。よろしくお願いします。
伊藤さんとの共演について この1、2年で立て続けに共演していますので、あきられないように頑張りたいと思います（笑）。
仲村さんとの共演について 最初共演した時は独身で、そして結婚をして、お互い子供が生まれ、お互いが男として人間として一つ一つの段階を踏むごとに仕事をご一緒していますね。そういうところも確かめ合いながら頑張りたいですね。

田口＆白鳥コンビがまた帰って来ます！今までの連続ドラマでは心臓外科、救命医療など、「治療をして命を救うこと」を目的とした医療を描いてきましたが、今回描く終末期医療というのは、患者さんが、その人にとって最善の人生の幕の閉じ方ができるよう寄り添う医療です。そんな、マニュアルやパターンが存在しない特殊な医療現場で、患者の絶大な信頼を得ている碧翠院の院長・桜宮巌雄役には、圧倒的な存在感とリアリティ、懐の大きさを感じさせつつ、まっすぐなようでいて心の奥の本音が見えないミステリアスさも併せ持つ柳葉敏郎さんにぜひともお願いしたいと熱望し、念願が叶いました！果たして柳葉さん演じる巌雄には、一体どんな謎があるのか？数々の事件を解決してきた田口＆白鳥コンビにとって、柳葉さん演じる巌雄は間違いなくこれまでで最強の敵といえると思います。ミステリーとしても、人間ドラマとしても、見ごたえのあるドラマになっていますので、どうぞご期待ください。
また、コンビ結成6年目となった田口＆白鳥のユニークな掛け合いも、クランクイン2日でスタッフからリハーサルで笑い声が漏れるほど、ますます面白さに磨きがかかっています。こちらもお見逃しなく。