関西テレビからのお知らせ

5/9(木)

IP回線における映像の安定伝送方式開発で
映像情報メディア学会 「技術振興賞 進歩開発賞」 受賞

昨年、関西テレビがクボテック(株)と共同で開発した「ベストエフォート回線における映像の安定伝送を実現する『準リアルタイム方式』(通信速度が一時的に低下した場合にも受信映像が乱れない伝送方式)」が、一般社団法人映像情報メディア学会の「平成24年度 技術振興賞 進歩開発賞(現場運用部門)」を受賞しました。
受賞者は、当社、報道技術部(技術推進部兼務)の栗山和久(くりやまかずひさ)です。
この方式は、受信側で映像データを一定時間蓄積することで、通信速度が一時的に低下した場合にも受信映像が乱れないようになり、速度が一定でないベストエフォート回線や無線LAN環境での安定した映像伝送を可能にしたものです。送信側、受信側にそれぞれ小型のエンコーダ、デコーダを設置するだけで、PCによる操作が不要の為、従来のリアルタイム伝送に準じたワークフローで伝送、収録を行う事ができます。すでに当社の報道現場で稼働しており、テレビ報道の速報性をさらに向上させ、視聴者のニーズに応えています。


【準リアルタイム伝送の概念図】
余命2年の動物園長 ~動物たちのいのちが教えてくれること

※「技術振興賞 進歩開発賞(現場運用部門)」は、運用・開発・製造等の現場において、映像情報メディアの方式、システム、機器、デバイスの有益な改良、あるいは運用・技術管理面での優れた考案を行い、実用に供し、顕著な効果を示したものに贈られる賞で、関西テレビの社員がこの賞を受賞するのは初めてのことです。
なお、当社では、平成22年度に「OTCを利用したリアルタイム字幕システム」で、同学会の放送番組技術賞を受賞しています。

関西テレビ ページトップへ戻る