関西テレビからのお知らせ

2/4(月)

平成25年 新春社長記者会見

平成25年1月22日(火)「平成25年新春社長記者会見」を行いました。
概要は以下の通りです。

●年頭に当たって
昨年は、世界のトップリーダーたちが入れ替わり、日本でも年末に総選挙がありました。また政治状況では特に大阪が熱かったのではないかと思う1年でした。政治的にも経済的にも大きな変革が起きるとき、国民の皆さんの考える指標の役割を果たすのがメディアです。我々テレビの果たす役割、果たさなければならない役割は大きなものになると感じています。

●開局55周年について
今年は、当社の開局55周年を迎えます。『GO!GO!カンテーレ』というキャッチをベースに、様々な番組制作、イベント企画を手掛けていきたいと思っています。
番組制作では、京都・宮津市を舞台に、実在する軽音楽クラブのグランプリコンテスト「スニーカーエイジ」を目指す高校生達の青春群像をローカルドラマとして放送します。その他、大型のネットドラマも準備中です。音楽番組としては、5月5日に「ファミリーで楽しめる」新感覚ライブを開催します。秋には、スペシャル番組とイベントをお届けする「カンテレ55周年大感謝祭」を開催したいと考えています。
今年5月11日には、映画「県庁おもてなし課」を公開します。原作が有川浩さん、脚本が岡田恵和さん、そして当社の三宅喜重が監督を務めた「阪急電車」と同じ態勢で撮りあげた作品です。
55周年のイベントでは、第53回3000人の吹奏楽を6月に京セラドームで開催するほか、ミュージカル「Endless SHOCK」や「ザ・タイガース」の復活コンサートを開催します。その他、オリジナルイベントも多数企画中です。

テレビを見て、あるいはイベントに来ていただいて、視聴者の皆さんが自分たちの歴史、人生を振り返ることができるような、そんな優しい55 周年になればと思っております。

●平成25年3月期第3四半期(平成24年4月〜12月)業績
第3四半期までの累計は「増収・減益」となりました。ネットタイムとスポットは前年割れしましたが、ローカルタイムは前年を超えました。放送関連事業収入では、事業催事収入の増加、DVD・書籍・番組グッズ販売などの積み重ねで収入は増加しています。
一方、番組制作費の増加、収入と連動した放送関連事業費用の増加、番組宣伝費の増加などで費用は増加しています。
通期業績の売上高は前年並みの610億円、営業利益を31億円と見込んでいます。

●放送関連事業
イベント事業では、「ツタンカーメン展」の総入場者数が208万人を超えたほか、「バーン・ザ・フロア」、「マウリッツハイス美術館展」も好評に終える事ができました。
11月に開始したソーシャルゲーム「ハローキティ カワイイタウン」が、1月9日にSNS機能を追加した形でバージョンアップし、1日のダウンロード数が3倍強に増加、特に北米地域で高い評価を得ています。また、毎週土曜日の朝8時半から放送している「にじいろジーン」の番組キャラクター「ジーンちゃん」が登場するゲームアプリを現在制作中で、2月22日サービスインの予定です。

●改編状況
10月改編は「新しいチャレンジ」をテーマに取り組みましたが、まだ道半ばと思っています。「ゴーイング マイ ホーム」は、視聴率は苦戦しましたが、ロッテルダム国際映画祭に招待されたほか、放送批評懇談会が主催するギャラクシー賞・2012年度12月の月間賞に選出いただきました。月曜日〜金曜日の午前帯で放送している「よ〜いドン!」や、土日午後の自社制作番組は引き続きいい結果を残しており、10月にリニューアルした「スーパーニュースアンカー」も着実に力をつけていると思います。また新たな取り組みとして、1月4日朝9時55分から放送したドラマでは、全編をiPhone5で撮影するという、テレビドラマ初の試みにチャレンジし、高い視聴率とご好評をいただきました。
その他、「マルチスクリーン型放送研究会」という大阪のテレビ局が中心になって作る会が開発した技術を使って、テレビ番組とタブレット、スマートフォンを連携させる実験にも成功しました。こうした放送と通信のさらなる連携を目指していきたいと思います。

●最後に
テレビはまだまだ可能性のあるメディアだと思っています。デジタル化が進んで、テレビの形は大きく変わるのかもしれません。しかし良質なコンテンツを作り続け、視聴者にお届けすることが私たちの最大の責務です。
視聴者の皆様とともに生きていく中で、「エリアで最も必要とされるコンテンツメーカーに」そして「ライフラインとして信頼されるテレビ局」を目指してゆく所存です。

以上

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