キャスト・スタッフ
- 【出演】
- 北乃きい
高嶋政伸
山本裕典
石垣佑磨
/
綾野 剛
橋本じゅん
忍成修吾
駿河太郎
福士誠治
浅野和之
/
加藤雅也
阿部サダヲ
寺島 進
- 【原作】
- 秦建日子 「推理小説」(河出書房新社)
- 【脚本】
- 大久保ともみ
- 【演出】
- 根本和政
- 【音楽】
- 住友紀人
- 【プロデュース】
- 吉條英希(関西テレビ)
豊福陽子(関西テレビ)
稲田秀樹(共同テレビ) - 【制作著作】
- 共同テレビ
- 【制作】
- 関西テレビ
2006年、関西・フジテレビ系で放送された篠原涼子主演の大ヒット連続ドラマ『アンフェア』。レギュラーシーズンでは、息をもつかせぬ意表をつく展開と、人間や社会の暗部を深く捉えた作風で注目を集め、その後、2作のスペシャルドラマ、2作の映画化へと発展し、大きな支持を得た。
今回放送する最新作『ダブル・ミーニング Yes or No?』は、2011年9月にフジテレビ系「金曜エンタテイメント」枠で放送されて好評を得た、北乃きい主演のスペシャルドラマ『アンフェアthe special〜ダブル・ミーニング 二重定義』の続編となる。ドラマの設定から2年後、仕事にも自信を持ち、相変わらずの破天荒ぶりで突っ走る女刑事・望月陽と、心に傷を抱えたベテラン刑事・山路哲夫のコンビが、またも現代社会の歪みで生まれた悲しき難事件に挑む。
今回の事件は『アンフェア』が最も得意とする劇場型犯罪でありながら、今までに見たこともないまったく新しい「視聴者参加型」の人質殺人事件。完全デジタル放送化に移行した今だからこそできるアイデアを駆使し、体感型の謎解きミステリーとして、テレビの新しい可能性をも探る作品となっている。
主演の刑事・望月陽(もちづきあきら)を演じるのは北乃きい。前作のスペシャルドラマの際は、篠原涼子演じる雪平夏見に憧れ、そのイメージに近づきたいとストレートのセミロングにして演じ好評を得たが、今回、望月を再演するにあたり、自身で感じ取った役のイメージを追求するため、髪を35センチカットしショートカットで臨んだ。今作も、得意の殺陣などキレの良いアクションを披露。
また、レギュラーシーズンから、どこか影のある渋いキャラクターで人気の山路哲夫役・寺島進が、望月のバディとして、今回も難事件に挑む。今作では山路の過去が見える内容も盛り込まれ、アンフェアファンにはたまらない内容となっている。
さらに加藤雅也、阿部サダヲら人気のレギュラー陣に加え、望月の新たな上司役として高嶋政伸、捜査に協力する科捜研の敏腕プロファイラー役として山本裕典、事件に巻き込まれる人質役として綾野剛も加わり、超豪華な顔ぶれでもう一つの“アンフェア”な事件を描く。
レギュラーシーズンから関わるスタッフ陣も再集結して誕生する、“新たな時代のアンフェア”にご期待ください。
望月陽(北乃きい)ら捜査一課特殊犯係の元に、残酷な動画がネット配信されているという情報が入る。その動画は、インターネットのストリーミング映像で、“世間に正義を問う”と謳って、視聴者にYesかNoかの二者択一クイズを出題し、回答が意に沿わない場合は不正解だとして、マスクを被った男が人質(綾野剛)らを銃殺するという内容だった。
同日、警視の山路哲夫(寺島進)宛てに警視庁に届いた差出人不明の手紙が、動画のクイズと酷似していることを知った望月は、所轄に異動していた山路を呼び寄せ捜査に乗り出す。望月と山路は、捜査一課特殊班管理官の風見憲吾(高嶋政伸)、プロファイラーの大曾根学(山本裕典)、鑑識課検視官の三上薫(加藤雅也)らと共に出題内容や映り込み映像を手がかりに犯人像に迫る。
一方で残酷なクイズとその結果に世間は加熱し、ついにテレビの全国放送で中継されることに…
全国の視聴者をも巻き込んだ、大規模な劇場型犯罪が幕を開けた!
警視庁捜査一課特殊班・巡査部長。
2年前に念願かなって警視庁の刑事に雪平夏見の後任として着任。持ち前のあふれる正義感と情熱で日々、捜査に取り組んでいる。犯人逮捕の為にはなりふり構わぬ暴走ぶりと、そのストレートな物言いで、いつもトラブルが絶えない。子供の頃に誘拐され、ひどい暴行を受けた過去を持つ。その時助けてくれた刑事の温かい記憶が今の彼女の原動力へと繋がっている。とにかく悪は許さない。
警視庁捜査一課特殊班管理官・警視。
前任の山路が去って以降、小久保の信を受け、特殊班を任された管理官。性格は穏やかにして凡庸。あえて個性を封じて目立つことを避け、徹底した事なかれ主義を貫いている。小久保にいいように利用されているが、腹の中ではいずれ自分が利用すると思っている。法律ギリギリの強引な捜査で成果を上げる山路を軽蔑し、その轍は踏むまいと心に誓ったが、今は巧妙にその牙を隠している。
科学捜査研究所・捜査支援研究室所属。
警視庁が犯罪行動科学部の捜査支援、いわゆるプロファイリングの捜査活用を施行し始めてから、警視庁に出入りする研究員。アメリカの現場で学び、自らの能力には絶対の自信を持っている。オープンな物言いが、時に不遜で皮肉な態度と見られがち。「まあ参考までに」が口癖。犯罪被害者でもある望月に興味を持ち、研究対象として接近するが、それだけが理由ではないのかもしれない。
警視庁捜査一課特殊班所属。望月の同僚で先輩。
今回の視聴者参加型人質殺人事件の犠牲者。三番目の問題の時の人質となり、射殺される。
世間でも顔の知れるゴシップ系リポーター。強引な取材手法で有名。娘が人質となる。
事件の人質になってしまったオタクの男。
事件のクイズを生中継するテレビ局プロデューサー。
前法務副大臣を務めた国会議員のジュニア。父の遺志を継ぎ補欠選挙出馬を決めた。
次回補欠選挙の、宅間の対立候補。政治歴も長いベテラン議員で、今回が復帰戦だった。
警視庁鑑識課検視官・警部。
一介の検視官という立場ながら、持ち前のマルチな才能と警察オタク的な好奇心で、自分に関係ない現場だろうが捜査会議だろうが、興味あるところには何処にでも顔を突っ込む変わり者。「私の見解によりますと」が口癖。望月に何かと助言する兄貴的な存在となっている。
警視庁捜査一課長・警視正。
どこか本心の読めない男。上昇志向が強く、出世欲も強い。ノンキャリながらも組織内でうまく立ち回り、今のポジションを得てきた。自分の妨げになる人間には敵意をむき出しにし、とことん追い落とす。常に自らと組織の保身を考える官僚タイプ。
有明署刑事課課長・警視。
ベテランの刑事。紆余曲折の中、現場の叩き上げとして一線で働いてきた。前職は警視庁捜査一課管理官の地位にあり、順調な出世の道を歩んでいたが、4年前の警察内部のクーデターにより最愛の恋人を失って以来、仕事への意欲を失い転落。しかし、今は現場復帰して初心を取り戻している。
かつて誘拐された少女の望月を助け出し、勇気を与えた刑事は山路である。
長きに続くアンフェアシリーズに参加できる事に素直に喜びが溢れました。北乃きいさん、寺島進さんをはじめ、作品に深く関わりのあるキャストの皆様の胸を借りて爪痕を残せられたらと。現場も流動的で飲み込まれないよう必死でした。常に加速、加速、加速。だからこそ役で居られ続けられたように思えます。新しい可能性に。アンフェアな可能性に。
今回、再び『アンフェア』シリーズをお届けできることになり、キャスト、スタッフの皆さんに改めて感謝しています。スペシャルドラマ最新作も、『アンフェア』らしい仕掛けが満載です。北乃きいさん、寺島進さん、加藤雅也さん、阿部サダヲさんらレギュラーメンバーに加え、新たに、高嶋政伸さん、山本裕典さん、綾野剛さんといった超豪華な俳優の方々がシリーズ初参加して下さいました。今作もアンフェアならではの、裏切りやどんでん返しに満ちていて、誰が悪で誰が正義か、見ていくうちにどんどん変わっていく息もつけない展開になっています。アンフェアファンはもちろんのこと、アンフェア初体験の方にも楽しんでいただけると思います!
また、スペシャルドラマの放送の翌日には、映画『アンフェア the answer』も、地上波初登場します。ぜひ、2夜連続でアンフェアの世界観をお楽しみください!
2011年公開の映画 地上波初登場! 篠原涼子演じる刑事・雪平夏見の、最後の事件!
「あなたは、誰を信じるか?」「アンフェアなのは誰か?」
全シリーズを結び、完結する答えが、今、明らかになるー