3月8日(月)

決勝戦&優勝会見リポート!
ゆりやんレトリィバァ念願のR-1王者に本気の涙!

3月7日(日)、『R-1グランプリ2021』決勝戦がCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで行われ、ゆりやんレトリィバァが決勝進出5回目にして念願の優勝を勝ち取った。
19回目を迎えた今大会はルールが大幅に変更となり、出場資格は芸歴10年以内に。2,746名がエントリーし、決勝には9名が進出。ゆりやんレトリィバァ以外の8名が決勝初進出となった。決勝戦に先駆けて行われた復活ステージでは、準決勝で敗れた21名の芸人たちが、残り1つの決勝枠を賭けて渾身のネタを披露。その模様はU-NEXTで生配信された。
決勝は、準決勝から勝ち上がった9名と「復活ステージ」から勝ち上がった1名の計10名が、1st ステージで順にネタを披露し、1組ごとに点数審査。Twitterによる視聴者投票の結果も加算され、最終的に点数の高かった3名がFinalステージに進み、さらにもう1本のネタで最終決戦。

MC霜降り明星&広瀬アリスも緊張の決勝スタート!

決勝はCreepy Nutsが「R-1グランプリ」のために書き下ろしたテーマソング「バレる!」でスタート。司会の霜降り明星・せいやは「こんなでかいMCしたことない」とオロオロすると、広瀬も同じく「すごい緊張してるんですよ」と興奮した様子で語った。昨年のチャンピオン・マヂカルラブリー野田クリスタルは、今年審査員に就任。「去年は無観客だったので、こんなにお客さん入れられて幸せですよね」とコメント。同じく審査員の陣内智則は「(桂)文枝師匠だった席なので荷が重い」と苦笑していた。

トップバッターは復活ステージ1位のマツモトクラブ。

まずはトップバッターとなる復活ステージ1位の発表。見事決勝に進出したのは、決勝5回目にしてラストイヤーとなるマツモトクラブ。これまでR-1を沸かせてきた情緒たっぷりな一人コントで今回も観客をグッと引き込む。審査員のハリウッドザコシショウは「会場の雰囲気を自分のものにしていた」と感心。2人目はピンクの見た目がインパクト抜群のZAZY。独特のイラストと音楽を付けたフリップ芸に審査員の小坂大魔王は99点を付け、「完璧な芸。マレーシアでバズる」と絶賛した。
3人目、土屋のネタは自転車レース選手の独白。モノマネ混じりの展開に審査員のホリは「ずっと見てられる」とコメント。続く森本サイダーは出会い系をテーマにしたコントかと思いきや、そのコントをテーマにした自虐ネタに変化。この展開に審査員の友近は「人間の負の部分を惜しみなく出してくれた」と高評価。「女芸人No.1決定戦THE W」優勝の吉住は、ファンタジー感満載の一人コントで二冠を狙うも、結果は8位とFinalステージ進出ならず。
塾講師をしている寺田寛明は、まさに講義のような英文を使ったフリップ芸を披露。審査員の陣内智則から「着眼点がすごくよかった」と評されるも、残念ながら最終的に10位となり、ZAZYのFinalステージ進出が決定。今決勝唯一のコンビ芸人・かが屋の賀屋は、かが屋で見せる定評あるコントそのままに迫真の演技。病気療養していた相方・加賀の復帰を祝うべく Finalステージ進出を決めた。
kento fukayaは大きめのフリップを3つ使ったネタ「トリプルフリップストーリー」で、6位に。22歳、史上最年少ファイナリストの女性芸人・高田ぽる子は、芸歴2年目とは思えない発想と舞台度胸で、kento fukayaと森本サイダーを抜き去り4位へ。ラストはゆりやんレトリィバァによるクセの強いキャリアウーマンのコント。決勝5回目、「THE W」初代女王の貫禄で見事ファイナルステージ進出を決めた。

かが屋 賀屋×ゆりやんレトリィバァ×ZAZYが熱戦Finalステージ!

Finalステージのトップバッター賀屋は女性に扮し、彼氏に気遣う乙女心を巧みに表現。ゆりやんレトリィバァは自身がインタビューを受けている設定のコント。いきなり豹変する展開に会場からは一斉に驚きの声が。ZAZYは白い衣装にお色直し。さらに勢いを増したフリップネタでFinalステージを締めくくった。
Finalステージの結果は、3位が賀屋、2位がZAZY、そしてゆりやんレトリィバァが1位となり、念願のR-1王者に決定。その瞬間、いつもは泣きまねのボケをするゆりやんレトリィバァが本気の涙。途中、変顔をして見せるも、その後も涙が止まらなかった。チャンピオンとなったゆりやんレトリィバァには、優勝賞金500万円と「U-NEXT 10年無料視聴券」を贈呈。ゆりやんレトリィバァは、「みなさんのおかげです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べるも、「辞めさせていただきます」とネタの小道具を使ってボケ。その後は、番組終了まで「やったー!」と飛び跳ねて喜んでいた。

5回目の決勝進出、ゆりやんレトリィバァ念願の王者に!

優勝会見では、「二階堂ふみです」といつものようにボケながら登場。現在の心境について「芸人になってからどうしてもいただきたかった賞ですし、ファンの方、スタッフの皆さん、先輩後輩同期やみんなが協力してくださったことが頭をよぎりました。感謝しかないです」と優勝の感想を語った。5回目の決勝進出にあったっては、「毎年出させてもらうたびに『絶対に優勝したい』と思っていて、負けたら『またこの1年が始まるのか』という悔しさを味わいました。今年はリニューアル一発目の新たなR-1ということで思い入れを強く感じました」とコメント。過去2年出場しなかったことについて「R-1優勝しないと自分の人生が終わるくらい追い込まれて。一回、勝ち負けだけでネタを考えずに、シンプルに自分がおもしろいことをやってみようと。R-1は死ぬまでに優勝できたらと思ったんですが、急きょ出場資格が芸歴10年以内になったので、『急がなきゃ』『私にはR-1という目標があった』と我に返りました」とこれまでのR-1との歩みを振り返った。
決勝の最中は、ほかの出場者のネタを怖くて見られなかったそうで、Creepy Nuts「バレる!」を聴きながら気持ちを上げて出番を待ったとのこと。また、今回の決勝はテレビ局ではなく、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで行われたため、「舞台だったのでライブの感じもありながら落ち着いてネタをさせていただきました」と勝因を明かした。
優勝賞金500万円の使いみちについて聞かれると、「やっぱりここまで来させてもらったのは、お世話になってる皆さんのおかげなので、みなさんに見せます」とコメント。最後は応援してくれた方々に向けて「いつも意味不明なことばっかりしているのに、受け入れて下さって感謝してます。感謝しかありません。感謝と替えのパンツしかありません。こんなこと言っていいかわからないですが、ほんとにありがとうございます。言っていいでしょ!」と、ボケたり自らツッコんだり、ゆりやんレトリィバァらしく会見を締めくくった。
R-1史上2人目となる女性芸人チャンピオンとなったゆりやんレトリィバァ。今後の目標に掲げた「いつかアメリカに行って芸人になりたい」という夢に向かって活躍する姿にぜひご注目を。