長沢葵役 中村ゆりさん

長沢葵役 中村ゆりさん
作品について、率直な感想をお聞かせください。

8巻まで原作も読みました。ラブストーリーなんですけど、障がいのある方との恋愛の現実を、すごく丁寧に繊細にしっかりと描いているところにびっくりしました。ラブストーリーでありながら、漫画とは思えないくらい、ここまで踏み込んで描いていることにびっくりしましたし、知らないこともすごく多かったです。世の中にたくさんそういう経験をしている方がいると思うので、これがドラマになることで、大事なことが知られていくというのは、素晴らしいことだと思いました。

演じられる長沢葵について、どのような印象をお持ちですか?

自分の解釈としては、彼女は彼女なりの仕事に対するプライドがあったり、一番現実を見てきた立場ならではの正義があったりするなと思いながらも、「結構なことするな」という印象です(笑)。ドラマのスパイスとして受け取っていて、「いい意味で嫌われたらいいかな」と思います。本当にこじらせていますよね(笑)。越えてはいけない線を越えていますが、ひとつ人間臭さとして、「彼女も全然完璧じゃない」っていう意味でとらえてもらえたらうれしいですね。

役柄がご自身と似ていると思うところはありますか?

共感とまではいかないかもしれませんが、働く女性としてプロに徹しているところは、私も仕事は一生懸命やろうと思っているので、理解はできます。でも、そこぐらいでしょうか。葵の行動は結構すごいので…(笑)。
逆に彼女が全然恋愛を上手にできていないという、人間臭いところには、魅力を感じています。人の生死や挫折、再生を間近に感じるとても大変なお仕事ですし、強くなければ持てない慈愛もあれば、きれいごとではすまされないストレスもあるだろうと思います。

役を演じるうえで、どんなことを意識されていますか?

ラブストーリーに必要な、“ちょっと邪魔するポジション”も見せていかないといけないんだけど、葵の中での“好き”という気持ちも大事にしています。また、つぐみにひどいことを言っている自分に対しての、恥ずかしさや悲しさもあるでしょうから、ただのキャラクターにならないようにしたいと思います。1話の終わり、樹に対してボディータッチをすることに対して少し抵抗があったのですが、実際、看護師の方にお話を伺ったときに「患者さんを安心させるために触ります」ということを教えてもらって、ふに落ちたのを覚えています。そういった現場の方の声も意識したいと思いますね。

現場の雰囲気はいかがですか?

桃李くんも大変な役だから、良い緊張感を保とうとしていることが分かりますし、美月ちゃんも複雑なヒロインの役に悩みながらも、ちゃんと考えて丁寧にやっていて、みんなが本当に一生懸命お芝居しようとしているのが伝わります。それでいて、みなさん穏やかなんです。風通しのいい現場です。

視聴者へのメッセージをお願いします!

本当に美しい2人の、美しいラブストーリーだから、なるべくかき乱したくないんです。でも、葵は大いにかき乱していくので、「不器用な人なんだ」と、おもしろがって見守ってあげてください。

これさえあればパーフェクト!

犬です!犬を2匹飼っています。今の期間は、一日中一緒にいられることがないから、さみしいです。本当は、一緒にいたいんですけど…。1匹はとってもやんちゃなので、現場には絶対に連れて来られないんです(笑)。

バックナンバー

関西テレビ ページトップへ戻る