番組概要

コロナ禍で、舞台公演など様々なエンターテインメントが軒並み中止になった2020年春。季節は夏からゆっくりと秋に変わりつつあり、少しずつですが劇場で公演が行われるようになってきました。
エンターテインメントの灯を消さないために、6月からカンテレ制作の舞台をノーカットでおうちで楽しんでいただける番組としてスタートしたこの番組。
今回は第4弾の放送となりますが、この『おうちで舞台~カンテレ劇場~』は、一度この9月の放送で役割を終えることとなりました。
カンテレは、これからも様々なジャンルのエンターテインメントを発信し、人々の生活を豊かにする一助になればと思っています。今夜は、カンテレ劇場で、おうちのテレビを通して、観る人の心に深く問いかけてくる舞台『魔術』を、ゆっくりお楽しみください!
カンテレ劇場支配人
川島壮雄(カンテレアナウンサー)
川島壮雄(カンテレアナウンサー)

9月12日(土)

[#4]
『魔術』
おうちで舞台~カンテレ劇場~『魔術』
舞台出演者
中山美穂、萩原聖人、橋本淳、勝村政信
リモートゲスト
内藤裕敬(『魔術』作・演出)
内藤裕敬(『魔術』作・演出)

放送内容

第4弾となる今回は、2016年春に東京、兵庫をはじめ全国7都市で上演した中山美穂の初出演舞台『魔術』(出演:中山美穂、萩原聖人、橋本淳、勝村政信)。TV初放送、全編ノーカットでお届け!
作・演出は南河内万歳一座座長である内藤裕敬。
深夜の終着駅、まるで魔術のように忽然と姿を消した街の人々。おでん屋の屋台の灯りに吸い寄せられた3人の男と1人の女。電車事故、繋がらない電話、途切れた記憶の糸、狂いだした人と人との距離と密度。そして、観客を驚かせる衝撃の結末とは?!
番組ナビゲーターは、“カンテレ劇場支配人”の川島壮雄アナウンサーが担当。リモートゲストに、南河内万歳一座座長で作・演出の内藤裕敬が登場。『魔術』の世界観は奇しくも、コロナ禍の現在に重なる…。今だからこそ、観る人に深く問いかける舞台『魔術』を是非お楽しみ下さい!
おうちで舞台~カンテレ劇場~『魔術』
おうちで舞台~カンテレ劇場~『魔術』
おうちで舞台~カンテレ劇場~『魔術』
おうちで舞台~カンテレ劇場~『魔術』

【作・演出 内藤裕敬コメント】

2016年春に全国7都市で上演した『魔術』。主演の中山美穂さんは初舞台。美穂さんは、映画やドラマで古典的作品から現代劇に至るまで、様々なヒロインを演じてこられ経験豊富だったと思います。舞台を見ることも多かったと思います。にもかかわらず、これまで舞台を踏んで来なかった。「ついに来たか!」という感じだったのでしょう。とても勘が良い方なので、「舞台は違うぞ、手強いんじゃないか?」と嗅覚で分かっていたのだと思います。だから、最初は用心深かったですし、自分が超えられるハードルなのかどうかをとても慎重に見極めているように拝見しました。それが、稽古終わりにみんなでご飯を食べに行くようになった事で関係がだいぶほぐれていきました。飲みの席で話す演劇以外のことが演劇に繋がり、稽古場で交わした演劇の様々が居酒屋では演劇以外のことに発展する。舞台を作るうえでの人間関係が意外なほどスムーズに繋がっていきました。
そして、僕自身ラストシーンにとても悩んでいました。複雑な現代を描こう、それも面白おかしく描きたい…。そんな想いの中、迎えた稽古の初日ラストシーンの5分~10分をまだ書いていませんでした。稽古を半分過ぎても「難しいな、どうやって終わったらいい?」と、役者陣に聞いていました。そんな時役者陣もリラックスしていますから、口からでまかせのように特に勝村君なんて、「そんなことできるか!」って事を言うわけです。ある時、ポロっと美穂さんが言ったことで「ん?今なんていいました?あ~なるほど~」と、とても大きなヒント頂いたのです。実は、『魔術』のラストシーンは美穂さんから頂いたアイデアを基に書いています。最後の最後で登場人物たちが取る行動は美穂さんのアイデアです!
今、演劇はコロナ禍で機能がしにくいです。アナログな弱点が露わになっています。逆に言えば、だからこそ価値があるものです。劇場に足を運んでいただかないと体験できない様々があります。今回、「おうちで舞台~カンテレ劇場~」で、舞台の世界を映像を通してですが、体験して頂きアナログだからこそある魅力に触れて頂き芝居っていいなってちょっとでも思って貰えたらうれしいです!
ぜひとも見て頂きたいなと思います。