3月14日(火)
青葉 光(前田航基)と旭 輝(上遠野太洸)は、鉄道写真を撮ることが趣味のいわゆる撮り鉄。より良い鉄道写真を撮るため、大阪環状線の各駅をめぐる2人。
しかしそんな中、初恋相手が電車だと語り、鉄道に純粋な愛を注ぐ輝の姿を見て、自分の鉄道に対する気持ちが分からなくなってきた光。ある時、駅での少女(清井咲希)との出会いをきっかけに、自分の中に秘められていた気持ちに気付き…。
今までに登場した駅やストーリーのすべてが繋がり、これからの伏線ともなる特別編。
ひとつの出会いが次々と連鎖し、それぞれの人生が徐々に動き始める!?
キャスト
青葉 光
前田航基
旭 輝
上遠野太洸
三上さち子
谷村美月
(特別出演)
カメラ少女・日向子
鎮西寿々歌
少女
清井咲希
脚本
小林弘利、木村弥寿彦
演出
木村弥寿彦
インタビュー
前田航基さん
台本を読んでみての率直な感想はいかがでしたか?
友達から「オタクっぽい」と言われることがあって、そういう役をやったことがなく、ようやくやらせてもらえて楽しみです。ただ、実際はかなりアクティブな役なので、ちゃんとオタクっぽくできるのかなと不安でもあり、楽しみでもあります。
撮影に向けて、シミュレーションをしたり、気持ちづくりはしましたか?
今ちょうど僕が高校3年生なので、本当に将来のことで葛藤することがあって、自分が好きなものに打ち込めなくなってきているとか、色んなものに好意を寄せてしまうっていう葛藤みたいなものをどうやって表わしたらいいかなと考えました。
今回、環状線の各駅をテーマで撮影していますが、環状線の思い出の駅とかありますか?
家が環状線沿線じゃないんですよね(笑)。環状線はもしかしたら乗ったことないかもしれないですね(笑)。
環状線を回ってみていかがですか?
大人になったら西九条駅のようなディープな飲み屋さんに行ってみたいなって、将来の楽しみができました。
上遠野太洸さん
本読みをしての率直な感想は?
自分の演じる輝(テル)の役が難しいなと思いました。オタク感を出しながらも、シリアスな部分も出していかないといけないのが難しいなという印象です。作品全体の雰囲気としては、電車に対する愛であふれていて、それとは別の側面で“人間ドラマ”もしっかり描かれていて、ほのぼの見れる作品だと思います。
環状線を今までに使ったり、思い出とかはありますか?
大阪で電車に乗ったことも数えるくらいしかなくて、環状線はないですね。
大阪でがっつりロケをするのは?
大阪で撮影は初めてかもしれないですね。
「この駅が良かった」とかはありますか?
森ノ宮駅は、外観もすごく綺麗で緑があって、しかもホームから大阪城が見えるので良いなと思いました。
このストーリーの中で、見て欲しいところはありますか?
(自分の演じる輝の)「いつか俺も電車に乗るんだ!」っていうセリフと、光が言っていたように「乗らないと始まらないんだ!」っていうのは、何においても言えることなのかなと。特に、今回の登場人物で言えば、撮り鉄というちょっと特殊な面を描いていて、光が自分の気持ちを自覚したことと連鎖して輝自身も一歩踏み出して電車に乗ろうとするところは、自分の殻というか「今いる場所だけじゃないんじゃないか?」とうっすら思っている人にとっては、すごく勇気が湧くシーンであり、場面であり、言葉なんじゃないかと思います。