神戸にあった謎の「ドーム」周辺の小学校は統廃合で“水族館”になったところも 商店街のお好み屋さんで占ってもらうと兵動さん「今が人生のピーク」? 【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】 2025年06月15日
【兵動さん】
「さあ今回ですね、神戸電鉄湊川駅からスタートでございます。あちらの方に行くと新開地ですね。もうここはすごくにぎわってる、いいところですよね」
【兵動さん】
「なんか昭和をちょっと残していただいてるという素敵な街。この湊川からスタートでございます」
昔の神戸市兵庫区で撮られた写真に写るドーム。いったい何の建物なのでしょうか。
聞き込み開始です。
【兵動さん】
「こんにちは。すみません。ちょっといいですか?」
【街で会った女性】
「私、めっちゃファンで。娘が特にすごい好き。中学生」
【兵動さん】
「中学生の娘さんがおれのこと見てくれてんの?」
兵動さんを見かけて、娘さんに連絡していたところだったそうです。携帯電話を受け取って、娘さんが本当に兵動さんのことを好きか確かめてみます。
【兵動さん】
「兵動といいますけど。(ヒエ~) ほんまはあれやろ、ジャルジャルとか粗品が好きなんやろ?(ほんまにジャルジャル好きなんですけど、ジャルジャルの次に兵動さんが好き) はっきりジャルジャルが好きだという話をいただきました。ありがとう。またよかったらおっちゃんも見てよ。(はい…)」
【兵動さん】
「お姉さん、この辺の小学校?」
【女性】
「私は湊山小学校で、今『みなとやま水族館』とかになっている」
【兵動さん】
「水族館になってるの?行ってた小学校が」
【女性】
「(写真に写る)この屋根(ドーム)見たことあるんですよ」
【兵動さん】
「この建物は見たことがある?それはどの辺で見たとか、うっすらした記憶」
【女性】
「ものすごい知っているのに、ど忘れしている」
【兵動さん】
「ざーんねーん」
■お好み焼き屋さんで“よく当たる占い”をしてもらうことに
兵動さんが立ち寄った東山商店街にある「お好み焼き てんてん」は、占いもしてくれるという変わったお好み屋さんです。兵動さん、タロット占いでみてもらったところ、「今が人生のピーク」なんだそうです。さて本題について聞いてみると…
【お好み焼き てんてんの女将さん】
「これ(ドーム)があった有名なとこが…」
【兵動さん】
「これ?この丸いドーム型のやつ」
【女将さん】
「もうない」
【兵動さん】
「ないの?これはなんやったの」
【女将さん】
「鑑別所」
湊川駅の北側にある神戸少年鑑別所。かつてはドーム型の建物があったのですが、現在は残っていないということです。
もうドームを見ることはできないと分かりましたが、聞き込みの途中で話題になった、「小学校から水族館になった建物」について、近くのスポーツ用品店で話を聞くことができました。
【ペンギンスポーツのご主人】
「ここの隣ですわ」
【兵動さん】
「この隣、湊山小学校」
【ご主人】
「私はね、40年ぐらい少年野球の指導をしとったんですよ。当時、野球教えに行った。今は廃校になって、ネイチャーなんかいうて、新しくなった」
【兵動さん】
「学校としては終わって、ほんで今新しい活用をされている」
■廃校になった小学校 複合施設として再利用
【兵動さん】
「ここ小学校やったん。すごい施設になってるやん。へー」
湊山小学校は現在、地域の生活を支える複合施設「ネイチャースタジオ」として再利用。体育館などはフードホールになっています。そしてこちらのメインスポットとなっているのが“水族館”です。
【兵動さん】
「あー立派な。こんにちは。こちらの関係の方」
【みなとやま水族館 代表・村上豪英さん】
「代表の村上と申します。今日はようこそいらっしゃいました」
【兵動さん】
「これ水族館?これ小学校の椅子ですよね」
【村上さん】
「湊山小学校だった時の椅子をそのまま使っています」
【兵動さん】
「これ大体どれぐらいの種類の魚いてるんですか?」
【村上さん】
「200種類ぐらいですね。ほんとうに小さい水族館ですので、ものすごい大きい生き物とか、珍しいものはいないんですけれども、なるべく近くで、お魚にぐっと顔を近づけて見れるような工夫をしているんですね」
小さな子どもから大人まで座ってゆっくり鑑賞できるよう、水槽が低い位置に置かれているんです。
【兵動さん】
「どうですか?楽しいですか?ここ」
【水槽をのぞいている子ども】
「うん、楽しいよ」
【子どもの父親】
「夢中ですね。もともと僕、ここの卒業生なんですよ。(水族館の)年パス買って、家族で好きな時間に見に来たりしてます」
様々な工夫を凝らした鑑賞方法の中で、代表の村上さんが最も気に入っているのが…
【村上さん】
「チンアナゴになりましょう。チンアナゴの気持ち。チンアナゴってけっこう臆病なお魚やから、こうやって顔だけ出しているんですね。その気持ちが分かるかもしれない。あれ、僕一人だけですか?兵動さん…」
【兵動さん】
「ちょ、待って。ようついていかんわ。大丈夫、代表。僕もなりきってみたらいいんですね。すごいなこれ。(チンアナゴが)めちゃくちゃ出てきましたね」
【村上さん】
「その気持ちが、ここから顔出しながら、分かるかもしれない」
【兵動さん】
「何か分からんけど、すごいわ」
■水族館の代表は、実は小学校への思い入れが人一倍強かった
こういった楽しみ方を考え出した村上さんは、もともとこの小学校の卒業生。そのため誰よりも思い入れが強いんです。
【村上さん】
「(湊山小学校は)明治6年に開校だったかな。本当に大きな学校だったんですけど、子どもが減ってしまって、統合されてしまいました。小学校も残念でしたけども、この辺のエリアってもっと人がいて、若い人もたくさん住んでいて、活気あったという思い出がありました」
【兵動さん】
「で、こういうところを作って、また若い人達が戻ってきてくれたらいい。するとまた元気になるし」
水族館を満喫したあとは体育館を改造したフードホールへ移動します。
【兵動さん】
「(ビールを一口)おいしい。飲みやすい」
【村上さん】
「ちょっとフローラルなお花の香りがするようなホップを使っています」
【兵動さん】
「地元のビール出てくるいうたら、そりゃ誇らしいですわね」
【村上さん】
「発売開始する前から、もういろんな方、おじいさん・おばあさんがブルワリーにどんどんやって来てですね、『いつになったら買えるんや』いうて責められるぐらい。喜んでいただいてます」
【兵動さん】
「(タコスを食べて)おいしい。お肉の味付けがないから、ちょっと酸味もきいていて、でも甘い。昔、給食食べてたところでタコスを食べれる。そういう今昔で、こういう風に盛り上がっているということです」
【兵動さん】
「湊山小学校は今こんななってます。今、ごっつ雨です。途中で教えていただいたみなさん、ありがとうございました」
▲兵動さんの今と昔を探る旅の全ては、動画でじっくりお楽しみください。
(関西テレビ「newsランナー」2023年8月11日放送)