1月26日の片平気象予報士のお天気図鑑では、少し不思議な現象の写真を紹介しました。清水茂さんが、午前11時半すぎに、京都府・京丹後市の漁港で撮影しました。
海の上にモコモコと泡のようなものが発生しています。これは、“波の花”という現象です。洗剤などではありませんよ。
波の花は、海水温が低く、強風が吹き、波が高い時に発生します。海水が泡立てられたような形で、ふわふわと泡が浮いて、それが風に飛ばされたりもするということです。
このところ雪が多く、雪に合わせて風も強く、日本海に波浪警報が出るぐらい波の高い時期もありました。それで、こんなものができて、おそらくこの漁港のあたりにいっぱい浮いていたのではないかなと思います。
清水さんによると、毎年冬になると起こるそうで、この日も、風がかなり強くて波が立っていたと教えてくださいました。時々、強風にあおられて、波の花が空中に舞っていたそうです。
(関西テレビ「newsランナー」片平敦気象予報士の「お天気図鑑」コーナーより)