学校法人「森友学園」の補助金詐欺事件の裁判で、理事長だった籠池泰典被告に懲役5年の実刑判決、妻の諄子被告に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
妻の諄子被告は判決を前に取り乱して号泣し、20分以上休憩が挟まれるなど、波乱のスタートとなっています。
森友学園の前理事長・籠池泰典被告(67)と妻の諄子被告(63)は、小学校の建設や幼稚園などの運営をめぐり、国などから補助金約1億7000万円をだまし取った罪などに問われています。
泰典被告は起訴内容の多くを否認、諄子被告は無罪を主張していました。
19日の判決を前に弁護側が、約90万円の補助金を返還したと主張したため、一時弁論が再開されましたが、先ほど結審し、大阪地裁(野口卓志裁判長)は泰典被告に懲役5年の実刑を、諄子被告に懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
判決理由の言い渡しは午後行われます。