学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件の裁判が3月6日から始まります。
籠池被告は争う姿勢を見せています。
【籠池泰典被告】(ことし1月)
「まさに国策捜査にいきついた国策留置やね」
森友学園の前の理事長・籠池泰典被告(66)は妻の諄子被告(62)とともに国と大阪府、大阪市からあわせて約1億7700万円の補助金をだまし取った罪などに問われています。
6日から始まる裁判で、泰典被告は国の補助金についてはだまし取る意思がなかったとして無罪を主張。大阪府と大阪市の補助金については一部は適法とした上で、補助金適正化法違反の罪の適用を求める方針です。
一方、諄子被告はいずれも無罪を主張するとしています。
森友学園をめぐっては、国が大阪府豊中市の国有地を8億円値引きして学園に売却していたうえ、決裁文書などを書き換えていたことが分かっています。
大阪地検特捜部は背任などの疑いで捜査をしましたが、去年5月、国の担当者ら38人全員を不起訴処分にしました。
【籠池泰典被告(ことし1月)】
「まぁ、正々堂々としていきたいと思ってる。検察のリークは信じたらいかん」
裁判は3月6日午後、開かれます。