学校法人森友学園を巡る一連の事件で、大阪地検特捜部は、籠池泰典容疑者と妻の諄子容疑者を大阪府から補助金をだまし取った詐欺などの疑いで、再逮捕しました。
大阪地検特捜部は、森友学園の前理事長、籠池泰典・本名康博容疑者(64)と、妻の諄子・本名真美容疑者(60)を、国から補助金をだまし取った詐欺の罪で起訴しました。
また、特捜部は、2人を大阪府から補助金約9250万円をだまし取った詐欺などの疑いで再逮捕しました。
【籠池泰典容疑者(今年6月)】
(Q あくまで故意でやったことはではない?)
「おっしゃるとおりです、本当におっしゃるとおりです」
一方、国から森友学園に国有地が格安で売却された問題に関連して、21日午後、醍醐聰東京大学名誉教授らの市民グループが、国会での虚偽答弁の疑いが出ている佐川宣寿国税庁長官の罷免を求めて、1万人を超える署名を麻生大臣宛に提出しました。
【署名を提出した醍醐聰東大名誉教授】
「『私の責任で(署名を)大臣のところに届けます』ということは最後まで言わないですね。あれですとどこかで止まってしまうという可能性もあると感じた」
野党は、早ければ9月に開かれる臨時国会で、佐川長官の虚偽答弁について追及する方針です。