国会で森友学園問題が再燃です。
国有地売却に関する財務省の資料が“書き換えられていた”疑いが報じられました。
財務省の答えは?
【共産・小池晃議員】
「当委員会が求めた開示資料が書き換えられていたという重大な問題!!」
再び火がついた森友学園問題。
一部の報道によると、国有地を8億円値引きして森友学園に売却した際、
財務省が作成した決裁文書には「特例」などの言葉が記載されていました。
しかし、この値引き額が問題になった去年2月以降に国会議員らに開示された文書からはこうした言葉がなくなっていて、
書き換えられた疑いがあるというのです。
【共産・小池晃議員】
「元の文書にあった『特殊的な内容』『本件の特殊性』『学園の提案に応じて鑑定評価を行い価格提示を行う』等が削除されている。
麻生大臣、元の文書出してください」
【麻生太郎財務相】
「現在、大阪地検で、背任・証拠隠滅・公用文書の毀棄等で告発を受け、捜査を受けている最中で、
今のような質問に対してお答えするのは捜査にどのような影響を与えるかを予見しがたいため、差し控える」
【共産・小池晃議員】
「なんでこんなことが答えられないのか!麻生大臣に聞きます。文書の書き換えはやってない、と。
なら、やってないと、この場でやってないと言ってくださいよ!」
【麻生太郎財務相】「私どもとしては、いまお答えは申し上げられないということ。答えられない」
麻生財務大臣は、大阪地検特捜部が捜査中であることを理由に問題の文書の有無についても明言を避け、
報道の真相を追及する野党との押し問答が続きました。
希望の党などが行った財務省へのヒアリングでも・・・
【財務省職員】「繰り返しになりますけど、先生方ご承知の通り、いま捜査中で・・・」
【野党議員たち】「いや、そうじゃないでしょ」
【希望・今井雅人議員】「そういう態度だと、この記事が正しいってあなたが認めてるとしか思えないですよ」
【野党議員たち】「そういうことだ」
文書の書き換えはあったのか?
財務省側は事実関係について口を閉ざしたままですが、安倍政権にとっては新たな火種となりそうです。