目の前で焼かれる、分厚いステーキ。次の瞬間、想定外の事態が…。突然、画面が大きな炎に包まれました。
この映像が撮影されたのは、11月18日、沖縄県内にあるパフォーマンスが人気のステーキ店。
酒をかけて、そこに火をつけ、アルコールを飛ばして香りをつけるフランベをするはずが、スタッフが手順を間違えて炎が広がってしまったのです。
映像をよく見てみると、スタッフが燃えている炎のすぐ近くで酒をかけたため、その瞬間に炎上。はじけるように爆発が起こりました。
この事故で、家族で店を訪れていた47歳の父親と5歳の息子が、顔や手をやけどし、病院に運ばれました。
事故を受け、ステーキ店の親会社は謝罪し原因となったフランベを二度と行わないことを発表しています。
この問題について菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「ポイントは、『安全は最低限のサービス』ということです。これは業務上過失致傷という罪に問われる可能性があるのはもちろん、例えば火の管理や手順に関して行政指導があるかもしれませんし、民事として治療費などの賠償責任も出てくるかと思います。何と言っても、安全を十分に確保して頂きたいと思います」
(関西テレビ11月30日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)