10月19日、車が沖縄県内の自動車専用道路を走っていると、目の前に突然破裂音とともに火花が…。
前方の車から、何者かが「爆竹」を道路に投げつけたとみられています。一歩間違えれば大事故につながりかねない危険な行為です。
目撃した運転手:
「本当にびっくりしましたね。突然、目の前で『バンバン!』と音が鳴ったので、まさか道で爆竹が鳴るとは思ってもみなかったですね」
ドライバーによると、2台前を走っていた車の助手席から、火のついた状態で道路に爆竹が投げつけられ、車のナンバープレートは、アメリカ軍関係者などが乗る「Yナンバー」だったといいます。
この車からは、およそ2キロの区間を走行中に少なくとも3回、爆竹が投げられたとみられています。
目撃した運転手:
「いくらふざけてやった行為でも、一歩間違えれば事故の原因につながり、とても危険な行為なので、本当にやってほしくないですね」
今回の危険行為、罪になるのでしょうか。菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「道路交通法に、走行中の車から物を投げてはいけませんという罰則付きの規定があります。これは助手席にいる方でも運転手でも適用になりますので、気をつけて下さい。
あと、そうした爆発した物とか、火花とかを後ろの車に作用させようということになると、暴行罪にもなる可能性があります。
おまけに助手席の方が一人でやったのではなく、同乗している方が『やれやれ!』なんて言うと皆、共犯ということにもなります。こういうことはやめて下さい」
(関西テレビ10月26日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)