神奈川県内を走る電車の中でまさかの光景が…。
10月6日朝、小田急線・鶴巻温泉駅。首輪を着けた中型犬が車内で駅員に向かって吠えています。
<車内アナウンス>
「ただいま、この電車に犬が入り込んでいるとの情報が入っています」
上り線のホームで駅員が犬を発見し、捕まえようとしたところ、そのタイミングで電車がホームに停車。ドアが開いた途端、犬が先頭車両に逃げ込んだのです。
外に誘い出そうとする駅員に飛びかかるようなそぶりをみせる犬。乗客は犬が近づくと傘を開いて防御…。
侵入から約9分後ようやく確保され、外に連れ出されましたが、駅員の1人が手をかまれ、軽いケガをしました。
実はこの犬は“飼い犬”。飼い主は「散歩中に首輪からリードが外れ、犬がいなくなった」と警察に説明しています。
飼い主の法的責任について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「リードが外れてしまうというのは、やはり飼い主さんの落ち度になると思います。ですから、もしケガをした駅員さんからの告訴などがあれば、これは過失傷害罪という刑事事件にもなります。
もちろん、駅員さんへの治療費など民事の損害賠償も飼い主さんが負担する事もありえます。リードや首輪が外れるという事件・事故はしばしば起きますので注意してください」
(関西テレビ10月12日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)