誰もいない店に、突然、響き渡ったのはガラスが割れる音…。
10月3日午前3時半ごろ、京都市内の商店街にスーツ姿の不審な人物が。酒に酔っているのか、足元はふらふら。この人物が近寄って行ったのは、角地にある飲食店。すると…。
「ガシャーン!」と大きな破壊音がした直後、店から立ち去っていきました。店内の防犯カメラにも、店のガラスが割られる様子が…。粉々になった窓ガラスは希少価値のあるすりガラスだったそうです。
被害に遭った店のオーナー:
「何百万円かかっても、元に戻せないガラスが割られたことは悔しい。完全に“酔っ払い”ですね。酒でやっちゃったにしては、ちょっとやりすぎだと思いますね」
修理代には20万円ほどかかるそうですが、同じ希少なガラスは手に入らないといいます。警察は器物損壊事件として捜査しています。
希少価値のある物を壊した罪の重さについて、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「壊した物の価値も罪の重さに影響すると思います。器物損壊罪というのは財産を守るという趣旨の罪ですので、その財産の価値が高ければそれなりに罪も重くなる傾向があります。こういう事はぜひやめてください」
(関西テレビ10月12日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)