バットの先端に、釘が無数に打ち付けられた「釘バット」。さらに鉄パイプや金属の棒も…。全て警察が押収したものです。
対立する不良グループと対決・決闘するために凶器を準備した疑いなどで、不良少年の集団『立川グループ』の石橋勇人容疑者(21)ら3人が逮捕されました。
2021年11月に立川グループは、対立する調布グループと東京・武蔵村山市の公園で決闘。石橋容疑者らは釘バットなどの凶器をそのために準備していたとみられ、さらに決闘で当時18歳の少年を金属バットで殴った疑いも持たれています。
警察は2つのグループの、当時13歳から21歳まで合わせて23人を検挙。調べに対して、石橋容疑者ら3人は容疑を否認しています。
今回の検挙の理由等について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「凶器準備集合罪というものがありまして、これは学生運動が激しかった頃に盛んに適用されました。他の人に加害する目的でそうした凶器を準備して集合する、あるいは凶器の準備があることを知って集合する。こういう傷害や乱闘の前段階にあるような行為を処罰するものです。どうせバットを持って集まるなら、野球で勝負したらいいんじゃないですかね」
(関西テレビ9月7日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)