ジーンズで有名なエドウィンのロゴがついた、デニム素材のバッグ。ほかにも、リーバイスや、Leeなど…。有名ブランドのロゴが入ったバッグが並んでいますが、実は全て本物のロゴ部分をそのまま使った『リメイク商品』です。
これらのリメイクバッグを無許可で販売し、商標権を侵害したとして、新潟県長岡市に住む美容師の50代の女が逮捕されました。
(リポート)
「有名ブランドジーンズのロゴを無許可で使い、リメイクされたバッグ。この中には本物のブランドジーンズの素材を使ったものも含まれているとみられています」
女は今年1月から5月にかけて、雑貨店で有名ブランドのロゴをつけたバッグを販売目的で展示。また、偽のロゴをつけたバッグも所持していた疑いが持たれています。
新潟県警 西蒲警察署 金井幸雄副署長:
「安易な気持ちでもって商標権の侵害をすることがないように『これって大丈夫だろうか』と1回注意をしてもらって、商標登録されているものを侵害しないように十分注意してもらいたい」
警察の調べに対し、女は容疑を認めていて、警察は余罪についても詳しく調べています。
菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「家の中で、完全に個人として楽しむ分には結構だと思います。ただ外に持ち出して見せびらかすだとか、あるいは人に譲り渡す、また例えば工賃をとってそういう物を作るということになると、商標権侵害の可能性が出てきます。商標権侵害は重い刑罰が用意されています。ぜひ注意していただきたいと思います」
(関西テレビ8月31日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)