暑い日が続く中、欠かせないのが携帯用の扇風機。しかし、落としてしまったことはありませんか?
NITE=製品評価技術基盤機構によると、地面に落ちた衝撃で中のリチウムイオンバッテリーが破損しショートしてしまうことがあるそうです。
そのまま使い続けると…、大きな音をたてて爆発。すごい衝撃です。
これについて街の人は…。
女性:
「えぇっ!?怖!」
別の女性:
「落としたことあります。ヤバイヤバイ!誰もがあり得る」
男性:
「今これ落として壊れたんで。電池が熱くなった。だから取りました」
NITEは強い衝撃を与えてしまった時は使用を控えるよう注意を呼びかけています。
落としてしまったまま使い続けて事故が起きた場合、法的責任は誰にあるのでしょうか。
菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「メーカー側にも責任はあるのではないでしょうか。もちろん販売店なども責任の対象にはなり得るんですけれども、ポイントは製品に欠陥があるかどうかです。
例えばメーカーに責任を問うとなると、製造物責任法では欠陥製品なら業者側に賠償責任を求められるとされています。この扇風機は人ごみでも使いますし、暑いところで使うものなので手に汗があるかもしれません。またお子さんも使うかも知れません。『落とさない』っていうのはムリですよね。ですから、落としてしまうということも通常の使い方に入ると思います。
でも、その通常の使い方をしていると“爆発するかもしれない”という危険性があるとなると、これは欠陥があるということにもなりかねません。
ですからメーカーが責任を負わないということは、難しいかもしれないと私は考えます」
(関西テレビ7月20日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)