車のフロントガラスから煙と共に大きく上がる炎…。
「車から白い煙が出ている」
7月24日、そう通報があったのは埼玉県の東北自動車道・蓮田サービスエリアの駐車場。
この車の運転手は…。
車の運転手:
「買い物終わって出てきたら車が1台白くなっていた。行くと自分の車から煙出てるんでもう絶句って感じですよね」
この車はレンタカーで、エンジンを止めて離れた10分ほどの間に発火したということです。
さらに7月22日、沖縄県宜野湾市でも、交差点でバイクが信号待ちをしていると、突然炎が。
運転手は慌ててバイクから離れます。
そして、バイクはますます燃え上がり、大きな爆発音が辺りに響き渡りました。
駆けつけた消防によって火は消し止められましたが、こうしたまさかの事態について街の人は…。
女性:
「めっちゃ怖い…。人生で遭わないように過ごしたいです」
男性:
「(Q.メーカー側に責任は?)欠陥品を売ったらメーカー側の責任になると思いますけど、メンテナンスは所有者の責任になるんじゃないかなと思います」
レンタカーとバイクの突然の出火。
詳しい原因はまだ分かっていませんが、誰に責任があるのでしょうか。
菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「もし欠陥があれば販売店、さらには製造物責任ということでメーカーの責任にもなり得ると思います。一方、メンテナンスの問題もあります。ちゃんとした整備・点検を怠ったことによる発火ということならば、これは運転手やレンタカー業者の責任にもなりかねません。
法令で整備などが義務付けられているためです。整備不良の車を運転するのは道路交通法での罰則付きですので、気を付けていただきたいと思います」
(関西テレビ7月27日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)