堺市の児童相談所で保護された2歳の子どもが親と5カ月近く面会できなかった問題で、永藤市長が対応を検証することを明らかにしました。
堺市に住む2歳の男の子は、首にケガをした痕があったことから、堺市の児童相談所が保護を続け親子の面会が5カ月近く認められませんでした。
両親は就寝中に母親の髪の毛が巻きつく事故だったと説明し続け、捜査機関も「事件性の可能性が極めて低い」と判断しましたが、男の子が自宅に戻るまでには1年がかかりました。
この問題について、堺市の永藤市長は、児童相談所の対応を検証することを明らかにしました。
【堺市 永藤英機市長】
「(面会制限が)5カ月間というのはかなり長い期間なんじゃないかと」
「どうすれば、より保護者も安心しながら、そして子供の命を守ることが両立できるかということを考えていきたい」
永藤市長は、保護した子供を自宅に戻す時期や面会制限のあり方について「自身が直接検証の必要性を考える機会を持ちたい」と話しました。