2人死傷の神戸連続発砲事件 逮捕された元暴力団組員は過去にも“射殺事件”で服役 被害者2人と同じ車に乗って移動したか 死亡した男性は車の中で撃たれた可能性も 2026年10月02日
9月30日、神戸市で2人が死傷した連続発砲事件。
逮捕されたのは、過去に射殺事件で服役していた元暴力団組員の男でした。
事件の背景に、一体何があったのか。
関西テレビは、暴力団の内情に詳しい元組員の男性を取材しました。
■白昼に起きた連続発砲事件
神戸市で白昼に起きた連続発砲事件。
【通報】「人が倒れている。発砲音がした」
最初の通報があったのは午後1時15分ごろ。
神戸市中央区坂口通で会社経営の赤田正行さん(58)が銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡しました。
■およそ15分後に再び発砲事件が…
そして、そのおよそ15分後…
【通報】「拳銃で撃たれた人がいる」
【記者リポート】「神戸市兵庫区の発砲事件があった現場です。現場には多くの警察官が詰めかけています」
1カ所目の発砲現場から直線で5キロほどの距離にある神戸市兵庫区荒田町でも発砲事件が発生。
54歳の男性が車の中で背中を撃たれ、けがをしました。
警察は、2カ所目の発砲現場付近で54歳の男性を殺害しようとした疑いで、神戸市中央区の無職、亀谷直人容疑者(79)を緊急逮捕しました。
■24年前にも暴力団員を射殺する事件で懲役20年の実刑判決を受けた男
2カ所目の発砲現場で事件直後の様子を家族が目撃したという人は…
(Q:逃げたり暴れたりする様子は?)
【事件直後の様子を家族が目撃した人】「全くなかったんですよ。亀谷(容疑者)は後ろですね。後ろの座席から降りてきました」
亀谷容疑者は、赤田さん、そしてけがをした男性と面識があったとみられています。
亀谷容疑者は、「事実そのままで間違いないです」と容疑を認め、中央区の発砲事件についても関与をほのめかしているということです。
元暴力団の組員で、24年前にも東京駅付近で暴力団員を射殺する事件を起こし、懲役20年の実刑判決を受けた亀谷容疑者。
■現時点で暴力団同士の抗争事件であることを示す情報はない
服役後の今回の事件。拳銃はどう入手したのか。
関西テレビは、暴力団の内情に詳しい元組員の男性に話を聞くことができました。
【元暴力団組員の男性】「また抗争が始まったんかな思ってたんやけど、被害者の名前とか出てて違うんかなと」
(Q:拳銃は簡単に手に入るものか?)
【元暴力団組員の男性】「(過去にも銃で)事件を起こしてるから、元々の付き合いのところが生きてて、仕入れすることができたのか。もしくは、きちんと手入れして隠してたのかどっちかじゃないか」
(Q:高齢者でも扱えるもの?)
【元暴力団組員の男性】「できると思います。大きい負担のかからない銃やったら」
警察は、現時点で暴力団同士の抗争事件であることを示す情報はないとし、拳銃の入手経路などを調べています。
■「車がシャッターを突き破るようにして住宅に突っ込んできた」
当時の詳しい状況が分かってきました。取材にあたる竹下記者が兵庫署から報告しました。
【竹下洋平記者】
警察によると、亀谷容疑者が逮捕された2カ所目の発砲事件の現場で、54歳の男性が銃で撃たれたのは、兵庫区の住宅の敷地内に停められていた車の中だとみられています。
そして、1日、この住宅を所有する男性が取材に応じました。
男性によると、突然、車がシャッターを突き破るようにして住宅に突っ込んできたといいます。
その車から出てきた、亀谷容疑者とみられる男を、男性の妻が腕を掴んで制止し、さらに男性が経営する会社の従業員らも加わり、その場で確保しました。
その後、駆けつけた警察官に身柄が引き渡されたということです。その際、暴れるような様子はなかったということです。
さらに、亀谷容疑者は、この事件のおよそ10分前に起きた中央区の発砲事件についても、関与をほのめかしているということです。
■2つの事件をつなぐ新たな状況も
そして、その後の捜査関係者などへの取材で、2つの事件をつなぐ新たな状況も分かってきました。
亀谷容疑者と、死亡した男性、そして、けがをした男性の3人が、同じ車に乗って移動していたとみられるということです。
亀谷容疑者は後部座席に座っていて、車を運転していたのはけがをした男性。そして助手席には死亡した男性が乗っていたとみられています。
死亡した男性は、車の中で撃たれた可能性もあるということです。
警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯を調べています。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年10月1日放送)