関西各地で、観光地や公園などに「毒キノコ」が大量発生しています。
誤って食べてしまうと嘔吐や下痢の症状が出るという“毒キノコ”「オオシロカラカサタケ」。
■市民の憩いの場に“大量のキノコ”
17日は最高気温28.8度と、残暑が和らぐ1日となった京都。
市内を流れる鴨川では、川沿いでのんびり過ごす人たちの姿も多くみられました。
そんな市民の憩いの場である「鴨川」にいま、ある異変が起きています。
それは、川沿いにぎっしりと生えている“大量のキノコ”です。
■観光地にも白い大きなキノコ その正体とは?
近畿大学農学部 白坂憲章教授に聞いてみると、「話題の『オオシロカラカサ』で間違いない」と言います。
白い大きなキノコの正体は、毒を持つ「オオシロカラカサタケ」でした。
白坂教授は「先端のところが茶色くなっていて、長い足が特徴。食べるとひどい嘔吐・下痢を起こすので注意ほしい」と警告します。
■“毒キノコ”大量発生の原因は「長雨」か
実はこの危険な“毒キノコ”が、いま東京都内や埼玉県など全国各地で大量発生しているのです。
そんな中、今月11日には徳島県で自宅の庭に生えるキノコを食べた90代の女性が、嘔吐や下痢などの症状を訴え入院。
庭からは巨大な「オオシロカラカサタケ」が見つかったということです。
私たちの生活圏に忍びよる「毒キノコ」。
白坂教授は大量発生の背景には、全国的に続く「長雨」があると指摘します。
【近畿大学農学部 白坂憲章教授】「夏を通じて、ことしは線状降水帯があちらこちらで発生した。定期的に雨が降ってキノコの菌糸を維持できる状態が続いた」
■「(子供が)触らないか気を付けながら」 大阪でも“毒キノコ”が点在
関西では京都以外に、大阪でも毒キノコは確認されています。
多くの観光客が集まる大阪城公園や、周囲にオフィスやマンションも立ち並ぶ大阪市内の公園でも“毒キノコ”とされる白いキノコがいたるところに点在していました。
手作業での除去も続けられていますが、その数が減る気配はありません。
公園を利用する人は「最近すごく数も増えて、どんどん大きくなってる。(子供が)触らないか気を付けながら通っている」「(犬が)草が好きなので植え込みとか行きたが食べたら怖い」と話します。
■毒キノコの大量発生はまだまだ続く…
白坂教授によると、この『毒キノコの大量発生』はまだまだ続く可能性があると指摘します。
【白坂教授】「現状ではおそらく根絶は無理。基本的になんでこんなところにキノコ生えてるのというのは食べないこと」
身近な場所で生え続ける”毒キノコ”に注意が必要です。
(関西テレビ放送「newsランナー」2026年9月17日放送)