シルバーウィークを狙う空き巣 マーキングに注意 「リアルタイムでSNSに投稿しない」「窓に補助錠や防犯フィルムを貼る」防犯対策を 2026年09月16日
11年ぶりとなる5連休のシルバーウィークを前に、空き巣被害への警戒が高まっています。
先月、愛知県内の住宅で撮影された防犯カメラの映像には、深夜にわずか4分で住宅に侵入し、数千万円相当の財産を持ち去る3人組の姿が記録されていました。
長期連休は家を空ける機会が増えるだけに、専門家は今から対策を講じることの重要性を訴えています。
■防犯カメラが捉えたのは、およそ4分間の犯行
先月、旅行中のAさんの住宅で捉えた防犯カメラの映像。
深夜、家の前に白い車が止まると、現れたのは帽子やフードで顔を隠した3人組。
1人は手に緑色の袋を持ち、周囲を警戒する様子を見せます。
直後にフードを被った残る2人が、手に持ったバールのようなものを扉に刺し、力任せにこじ開けようとします。
およそ1分で扉を開けた3人は住宅の中へ。
そして、およそ3分後。
再び防犯カメラが捉えたのは、3人組が大量のものを持ち去る姿です3人組の姿が見えてから立ち去るまで、およそ4分間の犯行でした。
扉にはこじ開けられた様子も。
■設計にもこだわり、セキュリティも厳重のはずが
被害に遭ったAさんは、旅行先で受けた警備会社からの連絡で状況を知りました。
Aさんはカバンだけでなく、ジュエリーケースも盗まれ、被害総額は数千万円にものぼるといいます。
Aさんによると、被害にあった住宅は防犯カメラを複数設置するなど、セキュリティは厳重にしていました。
なぜAさんの家が狙われたのでしょうか?
実は事件前、Aさんの家の周りではある不審なことが起きていました。
4カ月前から不審なバケツが置かれたAさんは、周囲の人に確認したものの、白いバケツの持ち主は不明。さらに事件後には、別のバケツも置かれていたといいます。
■空き巣によるマーキングに注意 念入りに家の周りを見ることが大切
この2つのバケツは今回の事件と関連があるのでしょうか?
防犯アドバイザーの京師美佳氏は、「マーキングの可能性もある。下見をした証拠を残していくっていうことが多くあります」と、このバケツが空き巣犯らによる何らかのメッセージだった可能性を指摘します。
【防犯アドバイザー 京師美佳氏】「意識して見て回らないとわからないような所に書かれている場合もあって、お家の側壁の足元とか、エアコンの室外機の足場とか。本当に見ることもない、見る必要もない場所に書かれてたりします」
また、念入りに家の周りを見る日をつくり、見つけた場合には写真を撮って、証拠を残したうえで消し、警察に相談するのが良いということです。
■シルバーウィーク前に講じておくべき対策
京師氏は、シルバーウィークを安心して過ごすために、以下の対策を呼びかけています。
まずは「リアルタイムでSNSに投稿しない」こと。
現在地や旅行中であることをリアルタイムで発信することは、留守であることを犯罪者に知らせるリスクがあります。
時間差を設けて投稿するようにしてください。
また「空の車庫には自転車を置く」ことも意識してほしいと言います。
車で外出した場合、空になったガレージや駐車スペースは留守を示す目印になってしまうので、自転車を置くなどして、人がいるように見せることが抑止につながります。
■「侵入しにくい家」をつくる 空き巣は時間がかかると諦める
さらに「窓に補助錠や防犯フィルムを貼る」ことも重要です。
空き巣は侵入に時間がかかると諦める傾向があるとされています。
侵入までに5分かかれば約7割、10分かかれば約9割の犯人が諦めるというデータもあります。
補助錠や防犯フィルムで『侵入しにくい家』であることを示すことが有効な抑止策となるということです。
(関西テレビ放送「newsランナー」2026年9月15日放送)