来週に招集される通常国会冒頭で、衆議院の解散を検討している高市総理。 衆院選を見据え、各党が準備を進める中、大阪府知事と市長の辞職による“出直しダブル選挙”が突如浮上しました。
その狙いは2度住民投票で否決された、「大阪都構想」の実現。
「僕が3度目に挑戦することはありません」と語っていた吉村知事でしたが、3度目の住民投票を実施するべく、選挙で民意を問うことということです。
■”衆院解散案”とともに急浮上した「大阪府知事・市長W辞職・出直し選」
高市総理大臣と韓国の李在明大統領は14日朝、建築技術などに朝鮮半島の影響が残るとされる奈良の世界遺産・法隆寺を訪問。
高市総理は13日から14日にかけての奈良滞在中、“衆議院の解散”について、言及はありませんでしたが、奈良から東京に戻って、与党幹部と会談し、解散の意向を正式に伝えるものとみられます。
こうした中、きのう=13日に急浮上した大阪府の吉村知事と大阪市の横山市長の辞職に伴うダブル選挙の意向。
(Q.辞職願提出したのか?)
【大阪府 吉村知事】「明後日(15日)の夕方までにしっかり考えて結論出したいと思います」
吉村知事と横山市長の任期は、来年の春までですが、来月、衆院選が行われる場合、これに合わせた出直しダブル選挙を行いそれぞれ立候補する方針です。
■自民「全く意味がない」身内・維新議員も「勝っても民意を得たと言えるのか」
突然の事態に自民党の地方議員は猛反発。
【自民 大阪市議団 森山禎久幹事長】「全く意味がないよね。なんのための出直しと。『身を切る改革』と言っている維新が。やはり(出直し選挙は)税金かかりますよね」
また、身内からも困惑の声が…
【維新のある地方議員】「こんな短いスケジュールでやることに驚いている。他党も対抗馬を出す準備が十分にできない中で、うちが勝っても民意を得たと言えるのか…」
■狙いは「大阪都構想」 2度否決も「3度目住民投票」へ「民意問う」
一体、なぜ今、ダブル選挙なのか?
維新幹部によると、大阪市を廃止して特別区を設置するいわゆる「大阪都構想」の実現に向け、来年春に、3度目の住民投票を実施するべく選挙で民意を問うことが狙いだといいます。
しかし、「大阪都構想」は2度にわたって住民投票で否決されました。
【橋下徹大阪市長(当時・2015年)】「僕が提案した大阪都構想、市民の皆さんに受け入れられなかったということで、間違っていたということになるんでしょうね」
【吉村知事(2020年)】「大阪都構想はやはり間違っていたんだろうと」
維新の看板政策にノーを突き付けられ、橋下徹さんと松井一郎さんという2人のトップが政界を退きました。
■吉村知事かつて「3度目挑戦することはありません」本当に実施?
維新の代表である吉村知事は2度目の住民投票での敗北を受け、次のように語っていました。
【吉村知事(2020年)】「大阪市民の判断を政治家として率直に受け止めようと思います。なので、僕が3度目挑戦することはありません」
「都構想」への挑戦はもうしないと明言していましたが、大阪府民や市民は今回の事態をどう見ているのでしょうか。
【反対・80代・大阪府民】「お金のかからん方がいいんじゃない?税金で払ってるんだからな」
【反対・50代・大阪府民】「都構想…もう何回やんねんって話ですよね、もういいやんっていう」
【賛成・30代・大阪市民】「高市さんが、解散って言っって、大阪も新しく改革を起こそうと思ってるのかなって思ったので、いいのかなと思った」
【賛成・70代・大阪市民】「(吉村知事は)1回ぐらい『言』を変えてもいいんとちがう?政治家だからね、途中で状況変わるわけだから」
ダブル選挙、そして、3度目の「都構想」の可否を問う住民投票は行われるのでしょうか。
(関西テレビ「newsランナー」2026年1月14日放送)