17日、国会が閉会を迎え、企業・団体献金の規制強化法案が成立見送りとなりました。
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では橋下徹氏が、日本維新の会が掲げてきた政治改革について厳しい見解を示し、持論を述べました。
■各党の企業・団体献金に対する立場は
各党の企業・団体献金に対する立場は以下の通りです。
自民:“禁止より公開”の姿勢で、献金を存続したい意向。収支報告書のオンライン提出義務化などを主張。
国民・公明:“受け皿を限定”。献金受領先は政党本部と都道府県組織のみに制限。
立憲:当初の「禁止法案」は取り下げたものの、規制強化には賛成の方針。
維新:企業団体献金の禁止法案取り下げ。自民と協議へ。
橋下氏は「すぐにやらずに協議するにしても、今回の国民と立憲と公明の案、ここまでは維新は乗らなきゃいけない」と指摘しました。
■「維新はここはもっと強気で!」橋下氏
番組では、企業団体献金の規制強化法案が成立せずに終わったことに関して、橋下氏は、「維新はここはもっと強気で!」と持論を展開。
橋下氏は、吉村代表が副首都法案を成立させるために企業団体献金問題を棚上げし、自民党と協力する選択をしたとの見方を示しました。
橋下氏は、総裁選前に吉村代表が小泉進次郎氏と協議していた事を指摘。その際、自民党側は「企業団体献金の廃止までは無理だ」との姿勢を示していたといいます。
■各政党の企業団体献金に対する立場は
特に橋下氏が問題視したのは政党支部への「企業団体献金」についてです。
「政党支部を潰していくというところは、僕はもっと強気にやって欲しかった」と述べ、「政党支部が悪さするというか、(収支報告書記載の)ミスばっかりしているじゃないですか」と指摘。
番組では、議員定数削減と企業団体献金の廃止が「結局両方できなかった」との指摘もあり、維新の『1丁目1番地』と言われた改革の実現が難しい現状が浮き彫りになりました。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年12月17日放送)