自民党と日本維新の会の2回目の政策協議が始まりました。
日本維新の会の吉村代表は17日朝のフジテレビの番組で、「国会議員の1割(およそ50人)の削減を、今年中にやり切る。ほとんどの国会議員は『ええー』と思っているだろう。でもそれぐらいのことをやらないと、政治のエネルギーは生まれないし、政治の改革もできない」と、議員定数の削減が連立合意の新たな絶対条件と強調しました。
もともとは「副首都構想」と「社会保障改革」が連立の絶対条件という話でしたが、その前の『絶対条件』として、『議員定数の削減』について発言しました。
この吉村代表の発言について、石原良純さんは「両党とも引くに引けない状況」と話しました。
【石原良純さん】「きょう(=17日)朝の番組から始まって、もしかしたらテレビご覧なってる方は色んな所で吉村代表がしゃべってる姿を見たと思うんですね。
まず1つ出てきた(議員)定数削減と、企業団体献金のすり替えじゃないかと。それはこっち置いといて。
定数削減について、これだけ強気に、裏ではなく、テレビに向かって、メディアで朝からずっとバンバン、すごく熱量を持ってしゃべられたということは、もうこれはもう引くに引けないわけですよ。
そういうものを突きつけた。両党とも引くに引けないもの。維新側も引くに引けなくなる。そうすると、これで本当に自民党が連立できるのか、連携取れるかってすごく難しいと思うんすよ。
比例区をいじるしかないじゃないですか、289の小選挙区はもう今更、区割りが変えられない。
だけど、何かやらなかったら、維新も埋没してしまうから、『だからやるよ!』と突きつけられた。
こんなこと自民党ないんです、今まで。
ちょっと1歩前だったら、公明党の企業団体献金の話を聞いてれば、こうならなかったかもしれないけど。その時は『関係ないよ、そのうちどうせくっついてくるんだろう』と門前払いみたいなことをしてたから、でもこうやって表立って突きつけられた自民党がどうなるか、今までにないことじゃないですか」
総理大臣指名選挙は21日に行われます。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年10月17日放送)