「自民・公明の連立」どうなる?公明・斉藤代表が“連立からの離脱をほのめかし” 橋下氏「『何があっても自民党についていく』が公明にマイナスに」指摘 2025年10月08日
4日の就任会見で、高市新総裁は自民と公明の連立が基本中の基本だと話しました。
一方の公明党・斉藤代表は「『政治とカネ』『靖国参拝』『外国人との共生』これら3つの懸念の解消をなくして連立はない」と、連立からの離脱をほのめかして牽制しているという状況です。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹さんは、自民党と公明党の「政策合意書にこうした公明党の考えが記載されるかどうかで本気かどうかわかる」としつつ、「今は少数与党なので、『何があっても自民党についていく』というのは、公明党にかえってマイナスになる。“公明党らしさ”を出してきている」と指摘しました。
■橋下さん「公明党にとって『何があっても自民党についていく』はマイナスに」
【橋下徹さん】「公明党も今までは『過半数を持っている政権』だったので、自民党に何があったとしてもついていくことにメリットがあったんですけど。 今は少数与党なので、『何があっても自民党についていく』というのは、かえってマイナスになってるんですよ。 公明党の支持票はどんどん、どんどん減っていっているので。
“公明党らしさ”を出してきているんでしょうね。 他の野党、国民民主党も立憲民主も日本維新の会もかなり強気で、自民党に主張していますから、公明党もやっぱり言わなきゃいけないと。
公明党は(自民党と)政策協議して、もうそろそろ政策合意書ができるんですかね?
公明党が単に口で(連立離脱の)脅しをかけているだけなのか、合意文の中に入ってくるのかがポイントだと思います。 合意文の中に最後、入ってこなければ、『何だ公明党、口だけなのか』っていうことになってしまうし」
■“連立・連携”「維新は白紙に戻して…国民民主と高市さんの考え方親和性高い」
【青木源太キャスター】「加えて野党との連立・連携という点では、国民民主党と近いと言われていたじゃないですか。これはもう既定路線として、あるんでしょうか」
【橋下さん】「もともと吉村さんは小泉さんと非常に親和性が高かった。でも小泉さんが今回は敗れてしまったので、おそらく維新は一回白紙に戻して、今一から考えていると思いますね。 国民民主党の考え方と、高市さんの考え方は非常に親和性が高いし、麻生さんとやっぱり玉木さん関係も非常に良好なので」
【青木キャスター】「『年収の壁』178万円への引き上げをやるのにもいいパートナーですよね?」
【橋下さん】「そうなんです。これをやれば、玉木さんの論でいけば、この年末に年末調整で、減税の効果を国民のみなさんに感じさせることができるということなので、自民党ないし高市さんも、スタートダッシュ(できる)。
高市さんも178万円のところは年末調整で国民に実感させるように玉木さんと、ここは組むんじゃないですかね。
でも、やっぱり反対する勢力が自民党の中にあるから、ここを高市さんが突破できるかどうかっていうところが、注目点だと思いますね」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年10月6日放送)