100人アンケート73人が「高市新総裁に期待」 橋下徹氏「減税慎重派を崩せるかがカギ!!」『年収の壁の引き上げ・ガソリン減税』できなければ期待度は一気に下がる、と橋下氏指摘 2025年10月08日
4日、自民党の総裁選で選出された、高市早苗新総裁。 関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」が街の人に聞いたところ、高市新総裁について「期待できる」が73人、「期待できない」が27人と、高いが大きく上回る結果となりました。
先月8日、総裁選が行われることが決まった直後、新総裁の自民党に期待するかと聞いたときには、「期待できる」がわずか18人、「期待できない」が82人で、高市さんが新総裁になったことで結果が逆転した形です。
番組に出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんは、期待が高まっている高市新総裁の今後について「減税慎重派を崩せるかがカギ!!」と題して、「年収の壁の178万円への引き上げ」「ガソリン・軽油の減税」という2つの政策について「党内の反対を覆して実現できるかどうかで、期待度が変わってくる」と解説しました。
■「減税する」に党内から「財源どうする?」橋下さん「高市さんが突破できるか」
【橋下徹さん】「(今月召集される見通しの)臨時国会で補正予算が出てくると思いますが、ここでの焦点は、国民民主党が言っている『年収の壁』の『178万円へ引き上げる』という減税をしていくということ。
それと『ガソリン減税』です。これも国民民主党がずっと言ってきたことですが、ずーっと、半年から1年ぐらい言い続けても、なかなか実現しなかった。(石破政権とは一度約束したが)反故にされた。 結局、『減税する』ってことになると、『財源どうするんですか』って話に行きついて、突破できなかったんですよ。
それを高市さんが突破できるかどうかですね。 自民党の税制調査会・宮沢洋一会長は税のプロで、減税をやるときに『財源はどうするんだ』っていう話を持ってきて、与野党を含めて話が止まってしまうので」
■実現のハードルは高い?安倍元総理も交代させた「税調会長」
自民党の宮沢洋一税調会長は、旧大蔵省の官僚出身で、税制にも精通しているという人物です。
番組の青木源太キャスターが「実現へのハードルは相当高いんですか?」と橋下さんに聞くと、橋下さんは「長期政権を築いた安倍晋三元首相も消費税の軽減税率の議論を巡って、党内の“税調”=税制調査会の会長を交代させたほどだ」と説明します。
【橋下徹さん】「高市さんがこれから『ガソリン減税、178万円まで『壁』を引き上げるって話をやるときに、おそらく宮沢税調会長は反対する。今まで宮沢さんは自分の論で反対をしてきた。何もそれが悪ではないんです。 国民民主党といっしょに、国民も物価高で減税というものを期待している。でも専門家なんかは反対している。ここを高市さんが突破できるかどうかですよ」
■橋下氏「たった2つの政策を実現できなければ期待度は一気に下がる」
そして橋下さんは、この2つの政策が実現できるかどうかで今後の期待感が変わってくると指摘します。
【橋下徹さん】「この『年収の壁の引き上げ』と『ガソリン・軽油の暫定税率廃止』の2つすら実現できない政権だったら、今後何を言ってもなかなか実現できないと思いますね。
ただ高市さんになって、株価が上がっています。株価なんていうのは、常に政治を見ている人たちが政策を見て、その評価をするわけだから、株価がそこまで上がったっていうのは、やっぱり高市さんの政策に期待してるところは“大”なんですよ。
これを秋の臨時国会で、たった2つの政策を実現できなければ、期待度は一気に下がってしまうと思いますね」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年10月6日放送)