群馬県前橋市の小川晶市長をめぐる“ホテル密会”問題。
2日午前、市長が市議の質問に応じる機会を設けました。その後、取材陣の前に姿を現わしましたが、1分半あまり自分から話した後、質疑応答には応じませんでした。
相手方の男性職員だけを“処分”したと一部報道ではありました。
9月25日付の人事異動で、課長職から副参事職へ。1級降格となり、理由は明らかにされていませんでした。
ただ2日、小川市長は「降格処分は事実ではなく、市の希望降任制度に基づく異動。懲戒処分は今後、総務部で対応する」と説明しました。
男性職員の“自らの希望に基づく異動”ということです。
【関西テレビ 神崎博解説デスク】「報道では、『懲戒で降格されたのでは』と出ていましたが、実際には自治体にある制度で、自分から『役職を下げてほしい』と申し出ることができる。
例えば、部下の面倒を見きれないなど、『今の責任が重すぎるから、もうちょっと楽な仕事にしてほしい』とか。
あとは学校の先生で、管理職の教頭先生が『もう耐えられないから、一教員に戻してほしい』など降任を申し出て、それが認められるという制度はある。
それを利用されたということみたいです」
■処分については「分かりにくい」、「結果責任は?」と岩田氏
この問題についてジャーナリストの岩田明子さんは「災害時にこのような場所に行っていた結果責任はどうするのか」と話します。
【岩田明子さん】「ただ組織として、例えば『しんどいから、もう少し楽なところに移動したい』という制度は、確かにあるんですけれども、外形上見ると、このタイミングで1級降格したというところは、ちょっとなかなか分かりづらいと思います。
市長というのは、その自治体の指導者ですから。襟を正さなければいけない部分もあります。
それからこの季節、災害がすごく多かったですから、すぐに連絡つかない場所であるとか、すぐに陣頭指揮取らなければいけないときに、こうした場所に行っていたことの、結果責任というのはどうされるのかなと思います」
【青木源太キャスター】「実際に大雨の時にも、会っていたという報道がありました」
■市民からは『政策は進んでいるから、頑張ってほしい』という声も
【古市憲寿さん】「でも結局、ラブホテルの中のことなんで、真相は本当分からないわけじゃないですか。誰がどうやってもね。
市長としても『不倫関係ありました』と言うと、『公用車使った問題とかどうなんですか』ということに、多分なっちゃうと思うんで、『あくまでも仕事上の相談です』と多分これからまた言い分を変えることはないと思う。
おもしろいのは、この報道をずっとやってると、最近この人(小川市長)のファンが増えてるらしいじゃないですか。『とれたてっ!』スタッフでも、この映像をずっと編集してたら、好きなっちゃった人がいたんでしょ?」
【青木源太キャスター】「好きになっちゃったというよりは、好感?市民の方にマイクを向けても、『政策は進んでいるから、頑張ってほしい』、『子育て政策頑張ってるから』という声もありましたし、ただ厳しい声も当然ありました。やはり前橋市民が最終的には決めることですからね」
【古市憲寿さん】「(静岡・伊東市の件は)あれは刑事罰に問われる可能性があるような、学歴詐称ですけど、でも今回は別に、いっても民事の話で。
民事でも市長は独身なので、結局問題があるとしてもこの既婚者側の男性の話なので、市長は法律的には一応クリーンなんですよね」
【青木源太キャスター】「男性側も弁護士がついたということで、そちらの対応もしていくという発言がありました」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年10月2日放送)